次の図は、Teradata Access Module for Azure BlobがTeradata Parallel TransporterのConsumerオペレータを使用してデータベースにデータをインポートする方法を示しています。
- Teradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータは、Teradata Access Module for Azure Blobを動的にロードします。
- Teradata Access Module for Azure Blobは、File Open、File Read、File Get Position、File Set Position、File Close、Shutdownなどの必要な汎用命令を実装することで、Teradata Parallel Transporter DataConnector APIをサポートします。
- Teradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータは、InitおよびFile Open命令を使用して、Microsoft Azure Blob Storageへの暗号化されたTCP接続の初期化文字列でユーザーによって指定された番号をTeradata Access Module for Azure Blobに設定させます。
- Teradata Access Module for Azure Blobは、Init命令で指定された数の接続を使用して、Microsoft Azure Blob Storageから非同期でデータを取得します。
- File Read命令はTeradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータからTeradata Access Module for Azure Blobによって受け取られるため、読み取り数はMicrosoft Azure Blob Storageの該当するバッファと一致します。
データは複数の接続とバッファを使用してAzure Blobから非同期で読み取られるため、読み取り操作はすぐに完了することがあります。
- 上記の手順1で説明したTeradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータの命令に従って、Teradata Access Module for Azure BlobはMicrosoft Azure Blob Storageへの接続を確立し、Microsoft Azure Blob Storageに格納されたファイル オブジェクトからデータを取得します。
- Teradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータは、データをTeradata Parallel TransporterのConsumerオペレータに転送します。
- Teradata Parallel TransporterのConsumerオペレータがデータを処理し、データベース内のテーブルに読み込みます。
- ファイルの終わりが受信され、最後の読み取り命令に対する応答を介して通信されると、Teradata Access Module for Azure BlobがAzureへの暗号化TCP接続を閉じることができるように、Teradata Parallel Transporter DataConnectorによってClose命令とShutdown命令が送信されます。