ユーザーは、Teradata Walletを使用してAccessIDおよびAccessKeyの値を検索するオプションを利用できます。Teradata Walletに格納されている項目は、使用されるまで暗号化されていて、Teradata Access Module for GCSでは使用時にTeradata Walletから取得されたAccessKeyの値は出力されません。Teradata Walletのインストール方法と値の格納方法については、Teradataドキュメント スイートの別の場所で参照できます。
Teradata Walletに格納されている項目の値にアクセスするには、項目の名前を“$tdwallet(name_of_item)”と指定します。例えば、AccessID=$tdwallet(tptgcs_my_access_id)と指定すると、"tptgcs_my_access_id"に関連付けられている値が取得され、AccessIDの値として使用されます。Teradata Access Module for GCSで使用されるTeradata Walletに格納されている項目の名前は、"tptgcs_"で始まる必要があります。名前の残りの部分には、Teradata Walletで名前として許容されている任意の文字を使用できます。Teradata Access Module for GCSがWalletの値にアクセスしようとする時点で、ユーザーのTeradata Walletは「ロック解除」されている必要があります。ユーザーのWalletのロックを解除する方法は、Teradata Walletのドキュメントに記載されています。
Teradata Walletの紹介は次の場所にあります。
https://downloads.teradata.com/tools/articles/introducing-teradata-wallet
Teradata Walletアプリケーションには組み込みのドキュメントが付属しています。それを表示するには次のコマンドを実行します。tdwallet help overview