次の図は、Teradata Access Module for WebSphere MQがクライアント ロード ユーティリティ(BTEQ、FastLoad、MultiLoad、TPumpなど)によりデータベースにデータをインポートする場合のデータの流れを示しています。この図では、データ プロデューサ、キュー マネージャ、ロード ユーティリティがそれぞれ別のシステム上に示されています。しかし、これらのエンティティが同じシステム上にある場合もあります。Teradata PTバージョンのTeradata Access Module for WebSphere MQを使用している場合は、この図およびこの節で使用されているデータ コネクタという用語は、Teradata PT DataConnectorオペレータを指します。
eBusinessアプリケーションなどのデータ生産者とTeradata内のテーブルとの間でのデータの流れは、データ生産者の次の操作によって開始されます。
- 標準のWebSphere MQインターフェースを使用して、WebSphere MQのQueue Managerとのネットワーク接続を確立する。
- データベース レコードからメッセージを作成する(ロード ユーティリティがデータベース レコードの形式を定義する)。
- メッセージを、Queue Manager管理下のメッセージ待ち行列に送信する。
以上の操作が行なわれると、Queue Managerは、下記のイベント順でロード ユーティリティが受信メッセージを読み込み、これを移動するまで、このメッセージを保存します。
- Teradata Access Module for WebSphere MQが、Queue Managerへの接続を確立する。
- データ コネクタの指示を受け、Teradata Access Module for WebSphere MQがメッセージ待ち行列からメッセージを読み込む。
- Teradata Access Module for WebSphere MQがデータ コネクタにデータを送信する。
- データ コネクタがロード ユーティリティにデータを送信する。
- ロード ユーティリティがデータベース内のテーブルにデータをロードする。
ロード ユーティリティとQueue Managerが同じシステム上にある場合、Queue Managerを構成してロード ユーティリティをトリガーできます。