17.10 - Ferretのコマンド - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.10
Release Date
2021年7月
Content Type
構成
Publication ID
B035-1102-171K-JPN
Language
日本語 (日本)
Ferretは広範なコマンドを提供しており、これによりTeradataシステムに関する特定の情報を表示したり、パフォーマンスが向上するようにシステムを最適化したりすることができます。Ferretコマンドを使用して、以下を実行できます。
  • 1つ以上のテーブル、vproc、マップ、シリンダ、WALログなど、コマンドのレベルまたはスコープを定義します。
  • パラメータおよび前のアクションの対象範囲の表示
  • 性能を上げるためのアクションの実行。例えば、データ ブロックおよび シリンダを再構成するためのデータの移動など
  • パーセント値およびシリンダ数によるストレージ領域の使用状況の表示

SCOPEの使用によるコマンド パラメータの定義

一部のFerretコマンドでは、開始したいアクションの パラメータあるいは対象範囲をまず定義する必要があります。

SCOPEコマンドにより、コマンド アクションを次のような領域に限定することができます。

SCOPE パラメータ 変数
VPROC
  • 単一のAMP vproc
  • AMP vprocsの範囲
  • 構成内のすべてのAMP vprocs
MAP
  • 1つの連続マップ内のAMP vprocまたはAMP vprocsの範囲
  • 複数の連続マップ内のAMP vprocs
  • すべてのマップ、したがって、構成内のすべてのAMP vprocs
CYLINDER
  • 単一の シリンダ
  • シリンダの集合
TABLE
  • 単一のテーブル
  • テーブルの集合
  • システム内のすべてのテーブル
  • テーブルのクラス
WAL WALログ

詳細については、SCOPEを参照してください。

Ferretコマンドのサマリー

次のテーブルに、Ferretのコマンドおよびその有効な対象範囲のサマリーと、各コマンドの機能の簡単な説明を示します。

コマンド 有効なSCOPEオプション 関数
COMPRESS 適用なし 特定のテーブルにおけるデータ ブロックを圧縮、あるいはテーブルを圧縮した際に予想される結果を示します。
COMPRESS なし 現在のシステムの曜日、日付、時刻を表示します。
DEFRAGMENT vprocまたはテーブル 空きセクターを組み合わせし、それを シリンダの最後に移動します。
DISABLE なし ファイル システム内の特定のフラグをFALSEに設定し、Ferretの特定の機能を無効にする。このようなフラグのほとんどは内部でのみ使用されます。
ENABLE なし ファイル システム内の特定のフラグをTRUEに設定して、Ferretの特定の機能を有効にする。このようなフラグのほとんどは内部でのみ使用されます。
ERRORS なし 診断メッセージを指定したファイルまたはデフォルトのファイルSTDERRに転送します。

ERRORSコマンドを使用すると、既存のメッセージ ファイルに追加または上書きを行なうことができますし、新しいファイルにだけ書き込みを行なうようにすることもできます。 また、現在の診断メッセージ ファイルを表示することもできます。

FORCE なし テーブルまたは行範囲が占有しているシリンダに対し、これまでのデータ アクセス頻度とは関係なしに、特定の温度を設定します。
HELP なし オプションまたは パラメータが指定された場合、Ferretの汎用のヘルプまたは詳細なヘルプを表示します。
INPUT なし デフォルトの入力ファイルSTDINではなくユーザー指定のファイルからコマンドを読み取るようにFerretに指示します。
MAP なし 指定したマップに関する情報を表示します。
OUTPUT なし Ferretの出力を指定したファイルまたはデフォルトのファイルSTDOUTにリダイレクトします。
PACKDISK vprocまたはテーブル 定義された対象範囲内で シリンダを再構成します。
PRIORITY なし Ferretプロセスの優先クラスを設定します。
QUIT なし Ferretセッションを終了します。
RADIX なし Ferretのデータ入出力用の基数として使用されるデフォルトの基数を設定します。
RESETBLCTSKCNT なし 実行中のCOMPRESSタスク、およびUNCOMPRESSタスクの実行カウントをゼロにリセットします。
RESETBLCTSKCNT WALログ、vproc、または表 ファイル システムBツリー構造の検証を実行する。
SCOPE すべて 後続のCOMPRESS、DEFRAGMENT、PACKDISK、SCANDISK、SHOWAMPRECOVERY、SHOWBLOCKS、SHOWCOMPRESS、SHOWCYLALLOC、SHOWFSP、SHOWSPACE、SHOWWHERE、UNCOMPRESSの各コマンドのスコープを定義します。
SHOWAMPRECOVERYBLC   再始動後のトランザクション回復時間を最小限にするためにシステム回復中に行なわれる圧縮操作と圧縮解除操作を表示します。
SHOWBLOCKS WALログ、vproc、または表 定義された対象範囲における、データ ブロック サイズおよびデータ ブロックあたりの行数を示します。データ ブロックにおけるブロック レベル圧縮の使用有無も示します。
SHOWCOMPRESS Vproc、PERMANENTテーブルおよびJRNLテーブル ブロック レベルで圧縮されたデータ ブロックを含むサブテーブルのリストを表示します。
SHOWDEFAULTS なし 現在の入出力用のデフォルト基数、現在の入力ファイル名、出力ファイル名、エラー ファイル名、および対象範囲設定を表示します。
SHOWFSP vprocまたはテーブル PACKDISKが特定のFSPで実行された場合に一部のシリンダを解放または消費する表の名前、および表のスペース使用状況を表示します。対象範囲には、1つまたは複数のテーブル、1つまたは複数のvproc、またはシステム全体を含めることができます。
SHOWSPACE WALログ、vproc、または表 空き領域の残量など、永久、スプール、WALログ、一時、およびジャーナルの各データのストレージ領域使用状況を表示します。
SHOWSPACE Vproc、テーブルまたはWALログ 現在設定されている対象範囲における、シリンダの割り当てや温度に関する情報を表示します。
TABLEID なし データベース名およびテーブル名が指定された場合、指定されたテーブルのテーブル番号を表示します。
UNCOMPRESS 適用なし 指定したテーブルのデータ ブロックを圧縮解除、またはテーブルを圧縮解除した場合に予想される結果を示します。
次のFerretコマンドは、Teradataで使用可能なストレージ製品、Teradata Virtual Storageで使用されます。これらのコマンドの詳細については、<Teradata Vantage™ - Teradata® Virtual Storage、B035-1179>を参照してください。
  • BEGIN OPTIMIZE
  • CANCEL OPTIMIZE
  • FORCE
  • SHOWCYLALLOC

Ferretのエラー メッセージ

デフォルトでは、Ferretのエラー メッセージはすべて、システム コンソールの画面に送られます。

Ferretおよびファイル システムのエラー メッセージは、ERRORコマンドを使用することによって転送できます。

ファイル システム メッセージの詳細については、<Teradata Vantage™ - Databaseメッセージ、B035-1096>を参照してください。