温度ベースのブロック レベル圧縮(TBBLC)タスクの2つのスキャン間隔の間の日数。圧縮または圧縮解除が必要かどうかについてTBBLCデータが検証されます。この決定は、データ温度変化に基づきます。新しいスキャン サイクルを開始する際、TBBLCはまったく新しいスキャンを開始するか、前回終わった場所から続行します。以下の「使用上の注意」を参照してください。
このフィールドは、TBBLCが使用可能な場合にのみ有効です。
フィールド グループ
圧縮
有効な範囲
1~90日
デフォルト
7日
変更の反映
DBS制御レコードの書き込みが行なわれた後、バックグランドの圧縮タスクが初めて実行される時。
使用上の注意
各AMPには、データベースの再起動後に、マスター インデックスを通じてスキャンを開始するTBBLCタスクがあります。これは、ほとんどのシリンダを占めるテーブルから開始されます。
この初回スキャンに続き、タスクは常に、TempBLCRescanPeriodで定義された日数の後に新しいスキャンを開始します。
前回のスキャン サイクルでのTBBLCの進行状況に応じて、次のいずれかが発生します。
- 前回のスキャン サイクル中に、TBBLCによってAMPのすべてのシリンダが処理された場合、新しいTBBLCスキャンは、ほとんどのシリンダを占めるテーブルからまったく新たに開始されます。
- 前回のTBBLCスキャン サイクルで、AMPのすべてのシリンダの処理が完了していない場合:
- TBBLCタスクは、前回のサイクルで処理しようとしていたテーブルから続行されますが、前回のサイクルですでに処理されているシリンダも再びスキャンされるようにマークされます。
- 最終的に、TBBLCタスクは、前回のサイクルですでにスキャンされたシリンダを含め、すべてのシリンダを再スキャンすることになります。
- TBBLCスキャン サイクルは、TempBLCRescanPeriodで指定された期間に全シリンダが処理されるまで完了とは見なされません。
AUTOTEMPテーブルの温度が安定していることを前提とすると、すでに処理されたシリンダのほとんどは、圧縮や非圧縮が必要にならないため、迅速に処理されるはずです。
データ温度はアクセスの頻度を意味します。
- ホット データは、アクセス頻度が高いものです。
- コールド データは、アクセス頻度が低いものです。
- ウォーム データは、アクセスの頻度が中程度のものです。
データ温度は、シリンダ レベルでAMPごとに個別に測定されます。データが直接アクセスされなくてもシリンダの温度は変化する可能性があるため、相対的な測定値です。これは、他のシリンダがどの程度アクセスされるかによって異なるためです。TBBLCは、コールド データを自動的に圧縮してストレージ領域を節約し、コールド状態(圧縮状態)だったウォーム データやホット データは圧縮解除します。多数のシリンダにまたがるテーブルのさまざまな部分は、タイミングに関係なく、温度に応じて異なる圧縮状態で存在します。
BLCは、ファイル システムのデータ ブロック(DB)レベルでのデータ圧縮を可能にします。 圧縮により所定のデータ量に必要なストレージの量が低減されます。 DBS制御のBlockLevelCompressionフィールドで、BLCを有効または無効にできます。
関連情報
詳細情報 | 参照先 |
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ブロック レベル圧縮 | Teradata Vantage™ - データベースの設計、B035-1094 |
BLOCKCOMPRESSIONテーブル属性 | Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144 |
TBBLCの有効化 | EnableTempBLC |
Ferret COMPRESS、UNCOMPRESSおよびFORCEコマンド | Ferretユーティリティ(ferret) |
圧縮クエリー バンド | Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144 |
DBS制御フィールドのストレージ グループ | ストレージ グループ |