BLOCKCOMPRESSIONオプションがDEFAULTに設定されている、またはテーブルの作成時にBLOCKCOMPRESSIONオプションが明示的に指定されていない永久格納テーブルに関して、BLC (ブロックレベル圧縮)の管理方法を決定します。
フィールド グループ
圧縮
有効な設定値
設定 | 説明 |
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MANUAL | BLCは、以下のDBS制御フィールドの設定に基づいて適用されます: CompressPermPrimaryDBs、CompressPermFallbackDBs、CompressPermPrimaryCLOBDBs、CompressPermFallbackCLOBDBs。これにより、テーブルが作成される時点におけるそれぞれのテーブル タイプのデフォルトBLCが設定されます。こうしたデフォルトは、ロード時にBLOCKCOMPRESSIONクエリー バンドを使用して上書きできます。 テーブルは、FerretのCOMPRESSコマンドおよびUNCOMPRESSコマンドを使用すると、ロード後であればいつでも圧縮または圧縮解除が可能です。 既存のテーブルに挿入されるデータは、データ挿入時におけるテーブルの現行の圧縮状態を継承します。 |
AUTOTEMP | テーブル データへのアクセス頻度(データ温度)をもとに、VantageがBLCを自動的に実行します。温度ベースのBLC (TBBLC)は、アクセス頻度の低いデータを圧縮し、アクセス頻度の高いデータを圧縮解除します。 温度ベースのBLC (TBBLC)が無効の場合、AUTOTEMPの使用が設定されているテーブルは、再びTBBLCが有効となるまで、MANUAL圧縮の利用が設定されているテーブルと同様の扱いとなります。TBBLCの有効化と無効化は、EnableTempBLCフィールドで行ないます。
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ALWAYS | テーブルのデータは、常にデータ ブロック レベルで圧縮されます。 |
NEVER | テーブルのデータは、データ ブロック レベルでは圧縮されません。 |
デフォルト
MANUAL
変更の反映
DBS制御レコードへの書き込みが行なわれた後。
使用上の注意
データ温度はアクセスの頻度を意味します:
- ホット データは、アクセス頻度が高いものです。
- コールド データは、アクセス頻度が低いものです。
- ウォーム データは、アクセスの頻度が中程度のものです。
データ温度は、シリンダ レベルでAMPごとに個別に測定されます。データが直接アクセスされなくてもシリンダの温度は変化する可能性があるため、相対的な測定値です。これは、他のシリンダがどの程度アクセスされるかによって異なるためです。TBBLCは、コールド データを自動的に圧縮してストレージ領域を節約し、コールド状態(圧縮状態)だったウォーム データやホット データは圧縮解除します。多数のシリンダにまたがるテーブルのさまざまな部分は、タイミングに関係なく、温度に応じて異なる圧縮状態で存在します。
BLCは、ファイル システムのデータ ブロック(DB)レベルでのデータ圧縮を可能にします。 圧縮により所定のデータ量に必要なストレージの量が低減されます。 DBS制御のBlockLevelCompressionフィールドで、BLCを有効または無効にできます。
変更すると、TBBLCが直ちに新しいサイクルを開始します。
関連情報
詳細情報 | 参照先 |
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ブロック レベル圧縮 | BlockLevelCompressionとTeradata Vantage™ - データベースの設計、B035-1094 |
BLOCKCOMPRESSIONテーブル属性 | Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144 |
EnableTempBLCフィールド | EnableTempBLC |
Ferret COMPRESS、UNCOMPRESSおよびFORCEコマンド | Ferretユーティリティ(ferret) |
圧縮クエリー バンド | Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144 |
DBS制御フィールドのストレージ グループ | ストレージ グループ |