ほとんどのResUsageテーブルに対するサマリー モードでのロギングを有効または無効にします。
構文規則
SET SUMLOGTABLE tablename { ON | OFF }
構文要素
- tablename
- サマリー モードを有効または無効にするResUsageテーブルの名前。テーブルのサマリー モードは、デフォルトではOFFになっています。
ResUsageテーブル名 説明 spma システム全体のノード情報が格納されます。一般に使用中のシステムで使用されることはありません。 ipma システム全体のノード情報が格納されます。一般に使用中のシステムで使用されることはありません。 svpr 仮想プロセッサとそのファイル システムに固有のデータが格納されます。 ivpr システム全体の仮想プロセッサ情報が格納されます。一般に使用中のシステムで使用されることはありません。 scpu ノード内のCPUの統計が格納されます。 sldv システム全体の記憶装置の統計が格納されます。 spdsk pdiskのI/O、シリンダ割り当て、および移行の統計が格納されます。 svdsk AMPの関連付けられたストレージから収集された統計が格納されます。 sawt AMPワーカー タスク(AWT)固有のデータが格納されます。 sps ワークロードのリソース使用状況データが含まれています。 shst Vantageと通信するホスト チャネルおよびLANの統計が格納されます。 smhm MAPSの統計が含まれています。 - ON
- 指定されたResUsageテーブルのサマリー モードを有効にします。
- OFF
- 指定されたResUsageテーブルのサマリー モードを無効にします。
使用上の注意
サマリー モードは、spmaテーブルまたはipmaテーブルには適用できません。これらのResUsageテーブルでは、通常モードでノードごとに1行のデータのみが報告されるからです。
サマリー モードを有効にすると、システム上の各ノードのデータを統合して要約することでデータベースI/Oが削減されます。
テーブルのサマリー行を記録するためには、RSSテーブル ロギングの使用可能化グループとRSSサマリー モードの使用可能化グループでそのテーブルを有効にする必要があります。対応するロギング頻度(ノードまたはvproc)を0以外の値に設定する必要もあります。
SET SUMLOGTABLEコマンドを使用すると、詳細が不要なテーブルでサマリー モードを個別に有効にすることができます。サマリー モードの詳細については、<Teradata Vantage™ - リソース利用マクロおよびテーブル、B035-1099>を参照してください。
サマリー モードでのロギングは、Control GDOエディター(ctl)ユーティリティのRSS画面からも有効または無効にすることができます。詳細は、Control GDOエディタ(ctl)を参照してください。
ResUsageテーブルのサマリー モードのステータスを表示するは、GET SUMLOGTABLEを参照してください。
例: ResUsageテーブルのサマリー モードでのロギングの有効化
次の例では、sawtテーブルをサマリー モードで記録できるようにしています。
set sumlogtable sawt on