Teradataファイル システムは汎用目的のファイル システムではありません。ファイル システムは、データベースがハードウェア プラットフォームに依存しないようにするのに役立ち、Vantageからの指示に従ってデータベース表の作成と保守をサポートします。
- 表の行
- 一連の(1つ以上の)列パーティション値
- テーブル ヘッダー(テーブルのメタデータ)
- インデックス データ構造
このリストは、網羅的なものではありません。物理行には、Vantageによって使用されるその他のデータ型も格納されます。
ファイル システムでは、物理行に格納されるデータの種類は重要ではありません。解釈および区別は、ファイル システムからデータを要求し、受信する上位レベル データベース ソフトウェアによって実行されます。
このファイル システムの説明のコンテキストにおいては、行という用語は一般に、物理行に格納されるデータの種類に関係なく、ファイル システム内の物理行を指します。データベース テーブルの行または他のデータに対応するデータを格納できます。
Teradataファイル システムにおいて、データ ブロック(DB)とは、同じ表の1つ以上の物理行を含むディスク常駐型の構造のことです。単一の物理行は1つのDBに完全に含まれており、すべてのDBは1つのシリンダに完全に含まれています。シリンダは連続する物理メモリの単位であり、1つの単位として割り当てられます。
各シリンダの先頭は、シリンダに含まれるデータ ブロック(DB)を識別するシリンダ インデックス(CI)です。マスター インデックス(MI)は、上位ファイル システム内部インデックス構造である各AMPごとのグローバル構造です。システムの起動時間を加速するためにスナップショットとしてディスクに定期的に書き込まれます。MIのスナップショット コピーに問題がある場合、システムはAMPに割り当てられているすべてのCIを検査して、MIを再構成できますが、これには、MIをスナップショットから読み取るよりもずっと時間がかかります。
データ ブロック、シリンダ、および各種データ構造の物理行レイアウトの詳細については、<Teradata Vantage™ - データベースの設計、B035-1094>を参照してください。