Gateway Globalのコマンド - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.10
Published
2021年7月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
dita:mapPath
ja-JP/xha1591998860283.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/wrg1590696035526.ditaval
dita:id
B035-1102
Product Category
Software
Teradata Vantage
Gateway Globalは、Gateway Globalコマンドを入力して次のような機能を実行できるコマンド ライン環境です。
  • ネットワークおよびセッション情報の表示
  • ユーザーおよびセッションの管理
  • ルーチンおよび特殊診断の実行
  • TLS構成と証明書/キーのペアを再ロードします。

ホストの指定

一部のコマンドは、コマンド アクションを開始する前にホスト グループを指定する必要があります。ホスト グループを指定するには、SELECT HOSTコマンドを使用します。このコマンドでは、後続のコマンド機能で使われる有効範囲を定義するための個々のホスト グループ番号を入力することができます。

host 0を選ぶと、ホスト グループ選択がリセットされます。

以下のセクションでは、コマンドごとの機能をまとめると同時に、コマンドでのSELECT HOSTの必要有無を示します。

ネットワークおよびセッション情報の表示

DISPLAYコマンドを使用すると、ネットワーク構成を表示したり、ゲートウェイに関連したセッションおよびvprocを表示したり、特定のセッションに関する情報を表示したりすることができます。

コマンド 機能 SELECT HOSTの必要性
DISPLAY DISCONNECT 切断済みのセッションのリストの表示 必要
DISPLAY FORCE パフォーマンス モニターおよびプロダクト制御(PMPC)アボート プロセスを使って打切りまたはアボートが正常に実行されたセッションの表示 必要
DISPLAY GTW ゲートウェイに接続しているすべてのセッションの表示 不要
DISPLAY NETWORK ネットワークの構成情報の表示 不要
DISPLAY SESSION 特定のセッションについて、次の情報を表示します。ユーザー名、IPアドレス、TCPソケット番号、状態、イベント、アクション、パーティション、および認証方法。 必要
DISPLAY STATS ゲートウェイvprocのRSS統計の表示 不要
DISPLAY TIMEOUT タイムアウト値の表示 必要
DISPLAY USER セッション番号、PE番号、ユーザー名、IPアドレス、および現在の接続ステータスの表示 必要

ユーザーおよびセッションの管理

これらのコマンドを使用すると、ゲートウェイのトラフィックとデータベースへのアクセスを制御できます。

コマンド 機能 SELECT HOSTの必要性
DISABLE LOGONS ゲートウェイを介したデータベースへのログオンをすべて禁止します。 必要
ENABLE LOGONS ゲートウェイを介したデータベースへのログオンを有効にします。 必要
KILL SESSION 特定のセッションを終了します。 必要
KILL USER 特定のユーザーのセッションをすべて終了します。 必要
SET TIMEOUT タイムアウト値を設定します。 必要

TLS構成と証明書/キーのペアの再ロード

これらのコマンドを使用すると、TLS構成ファイルを更新し、新しい証明書/キーのペアをロードできます。

コマンド 機能 SELECT HOSTの必要性
REREAD TLS CONFIG ゲートウェイTLSファイルから暗号スイートなどのTLS構成を更新します。

TLS構成ファイル/usr/tgtw/etc/gtwtls.cfgを変更した場合は、REread TLS構成を使用して、新しい変更を加えたこの構成ファイルを再ロードできます。

必須
REREAD TLS CERTIFICATE 新しいゲートウェイTLS証明書とキーファイルからTLS証明書と秘密鍵を更新します。

新しい証明書/ペアをインストールしたら、REread TLS証明書を使用してこれらをロードできます。

必須

特殊な診断の実行

TRACEコマンドを使用すれば、内部ゲートウェイ エラーまたは例外をデバッグすることができます。

コマンド 機能 SELECT HOSTの必要性
ENABLE TRACE 内部ゲートウェイ イベントを記録します。 必要
DISABLE TRACE イベント追跡の記録と、ゲートウェイ ログ ファイルへの書き込みをオフにします。 必要
FLUSH TRACE 内部追跡バッファの内容をゲートウェイ ログ ファイルに書き込むようゲートウェイに指示します。 必要

KILLを使用したセッションのログオフ

KILLコマンドを実行した場合、未解決のリクエストが最初にアボートされます。指定されたセッションはログオフされます。次のテーブルでは、KILLコマンドの動作について説明します。

セッションの現在の状態 結果
切断済み 割り当てタスクは、ログオフを試行して、ログオフが試行されたことを示すKILLフラグを設定します。
ログオン済み 接続タスクにKILLメッセージが送られ、すべての未解決のリクエストをアボートしてからログオフします。
未解決のリクエストをアボートするには、かなりの時間がかかる可能性があります。したがって、特定のセッションまたはあるユーザーのすべてのセッションを打ち切っても、必ずしもこれらセッションのリソースを即時に解放することにはなりません。KILLコマンドの詳細については、KILL SESSIONおよびKILL USERを参照してください。

ヘルプの表示

すべてのGateway Globalコマンドをリストするには、コマンド ラインでhelpと入力します。helpコマンドを使用すると、すべてのGateway Globalコマンドのアルファベット順のメニューが表示され、各コマンドの構文も表示されます。文字hは、helpと同じ意味として使用できます。