SCANDISK - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.10
Published
2021年7月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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B035-1102
Product Category
Software
Teradata Vantage

SCANDISKコマンドは、ファイル システムを検証し、以下の項目に示す矛盾を含め、検出されたエラーについて報告します。

  • マスター インデックス(MI)、スナップショットMIの現在の(メモリ)コピー、シリンダー インデックス(CI)、データ ブロック(DB)、空きCIを含む、キー ファイル システム データ構造。また、SCANDISKは、次のWALログ構造を検証します: WALマスター インデックス(WMI)、WALシリンダーインデックス(WCI)、WALデータ ブロック(WDB)。
  • キー物理行に対するパーティション番号を含むRowIDは、シリンダ インデックスとマスター インデックスの行に格納された値と一致する必要があります。

    "物理行"とは、ファイル システムによって格納される下位レベルの行構造を意味します。物理テーブルの行、1つまたは複数の列パーティションのデータ、テーブル ヘッダー(テーブルに関するメタデータ)、インデックス データ構造、およびその他のデータ型など、複数のデータ型のいずれかを格納できます。すべての物理行には、1種類のデータのみが格納されます。

  • キー物理TJおよびREDOレコードに対するWAL Logical Sequence Number (WLSN)は、WALシリンダ インデックスとWALマスター インデックスの対応するレコードに格納された値と一致する必要があります。
  • サブテーブルの中の物理行の内部パーティション番号で、先行の行の内部パーティション番号と等しいか、またはそれより大きいもの(存在する場合)。
  • サブテーブル内では、すべての物理行はパーティション化(物理行に内部パーティション番号が含まれる)されるか、非パーティション化(物理行に内部パーティション番号が含まれない)されるかのいずれかになります。
  • パーティション内では、物理行のRowIDは先行する行(存在する場合)のRowIDよりも大きな値である必要があります。
  • ファイル システムのキー データ構造体(シリンダ インデックス、データ ブロックおよびWALでそれらに相当するもの)の計算されたチェックサム値は、記録されたチェックサム値に一致する必要があります(チェックサムが有効な場合)。
SCANDISKは、次の項目を検証しません。
  • 内部パーティション番号では、論理行のパーティション列に適用されるパーティション式の結果との整合性、または現在定義されている列パーティション番号との整合性の検査は行なわれません。
  • 物理的な行ヘッダーのRowIDのハッシュ値は、プライマリ インデックスまたは基本AMPインデックスに対するインデックス列をハッシュした結果によっては評価されません。

FerretコマンドのINQUIREおよびABORTを使用して、進行状況を確認したり、この操作を停止したりできます。