CheckTableには、さまざまなレベルのデータ保全性チェックが用意されています。連続した各レベルは、下位レベルのほとんどまたはすべてのチェックを実行し、さらに完全な追加のチェックを実行します。例えば、レベル2のチェックは、pendingopおよび最初のレベルに類似したチェックを実行し、さらに追加チェックを実行します。より高いチェック レベルは通常リソースが集中的に使用され、より時間がかかります。
各レベルのチェックで、CheckTableは特定の内部データ構造を検査します。CheckTableがチェック時にエラーを検出した場合、エラーの種類を説明したエラー メッセージが表示されます。適用可能な場合は、メッセージの後に、AMP、サブテーブル(基本データ、フォールバック データ、またはインデックス)、行または行の範囲など、 問題が発生している場所を示す追加情報が表示される場合があります。
番号別の特定のCheckTableエラー メッセージの詳細については、<Teradata Vantage™ - Databaseメッセージ、B035-1096>を参照してください。Geospatialインデックスが使用するHilbert Rツリー構造について詳しくは、<Teradata Vantage™- SQLリクエストおよびトランザクション処理、B035-1142>を参照してください。
以下のテーブルでは、各タイプのレベル チェックによりチェックされる特定の内部データ構造を示し、各レベルを使用するタイミングを示します。
チェック レベル | チェック対象の内部データ構造 | 目的 |
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Pendingop |
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pendingopのチェックは、次の操作が保留中のテーブルがないかチェックするときに使用します。
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1 |
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レベル1のチェックは、エラーのある特定のテーブルを分離するときにだけ使用します。その後、この特定のテーブルに対して、レベル2かレベル3のチェックを実行します。 レベル1チェックでDOWN ONLYオプションを使用すると、CheckTableの結果には、ダウンとマークされたサブテーブルのみ表示されます。
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2 |
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レベル2のチェックは、レベル1によるチェックが失敗し、行IDの整合性、基本行およびフォールバック行のチェックサム、ハッシュ コードの詳細チェックが必要な場合に使用します。 レベル2チェックでDOWN ONLYオプションを使用すると、CheckTableの結果には、ダウンとマークされたサブテーブルと領域(サブテーブル内の行の範囲)のみ表示されます。
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3 |
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レベル3のチェックはめったに使用されず、AMPがダウンしているなど、特定の診断目的にのみ使用されます。 レベル3チェックでDOWN ONLYオプションを使用すると、CheckTableの結果には、ダウンとマークされたサブテーブルと領域(サブテーブル内の行の範囲)のみ表示されます。
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データベースおよびデータベース内のテーブルは、CHECK AGAINを除き、アルファベット順にチェックされます。テーブルの再チェック処理については、テーブルの順序はエラー ファイル内でそのテーブルが出現する順序で決定されます。