Vantageでは、新たに作成されるJSON型の変換に関連付けられるfromsqlとtosql機能が自動的に生成されます。デフォルトで、JSON文字列はCLOB(length)値との間で変換が行なわれ、ここでlengthはデータに応じて異なります。JSON型インスタンスに応じて、文字セットはUNICODEまたはLATINです。変換された出力文字列の形式は、標準のJSON文字列構文に準拠します。
複数の変換グループのサポート
フィールド、レコード、および標識モードのJSON型では、変換が使用されます。 JSON型には、オブジェクトをCLOB、BLOB、VARCHAR、およびVARBYTEに変換する次の定義済み変換グループがあります。
変換グループ | 複雑なデータ型 | プライマリ タイプ | デフォルト | 形式 |
---|---|---|---|---|
TD_JSON_CLOB | JSON | CLOB(16,776,192) CHARACTER SET LATIN または CLOB(8,388,096) CHARACTER SET UNICODE |
はい | JSON型インスタンスとしての同じ文字セットのテキスト形式 |
TD_JSON_BLOB | JSON | BLOB(16,776,192) | いいえ | BSON形式 |
TD_JSON_VARCHAR | JSON | VARCHAR(64,000) CHARACTER SET LATIN または VARCHAR(32,000) CHARACTER SET UNICODE |
いいえ | JSON型インスタンスとしての同じ文字セットのテキスト形式 |
TD_JSON_VARBYTE | JSON | VARBYTE(64,000) | いいえ | BSON形式 |
CREATE PROFILE/MODIFY PROFILEまたはCREATE USER/MODIFY USER文でTRANSFORMオプションを使用して、ユーザーに対して特定のデータ型に使用される変換グループを指定できます。
現在のセッションでアクティブな変換グループを変更するには、SET TRANSFORM GROUP FOR TYPE文を使用します。データ型に対してこの文を複数回使用し、セッション内である変換グループから別の変換グループに切り替えることができます。ログオン ユーザーにすでに変換設定が指定されている場合、この文は現在のセッションの変換設定を変更します。
変換グループのマクロ
次のマクロを使用して、UDT (またはCDT)の変換グループ、あるいはユーザー、プロファイル、または現在のセッションの変換グループ設定を検索することができます。
マクロ | 説明 |
---|---|
SYSUDTLIB.HelpCurrentUserTransforms | 現在のログオン ユーザーの変換グループ設定をリストする。 |
SYSUDTLIB.HelpCurrentSessionTransforms | 現在のセッションの変換グループの設定を表示する。 |
SYSUDTLIB.HelpUserTransforms(User) | 特定のユーザーの変換グループ設定をリストする。 |
SYSUDTLIB.HelpCurrentUDTTransform(UDT) | 指定されたUDTに対する現在のセッションの変換グループの設定を表示する。 |
SYSUDTLIB.HelpUDTTransform(User,UDT) | ユーザーのUDTの変換グループをリストする。 |
SYSUDTLIB.HelpProfileTransforms(Profile) | 特定のプロファイルの変換グループ設定をリストする。 |
SYSUDTLIB.HelpProfileTransform(Profile,UDT) |
プロファイルのUDTの変換グループをリストする。 |
これらのマクロの詳細については、<Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144>を参照してください。
関連情報
<Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144>の次の文:
- CREATE PROFILE
- MODIFY PROFILE
- CREATE USER
- MODIFY USER
- SET TRANSFORM GROUP FOR TYPE