Prestoコネクタとリンクのプロパティ - Teradata QueryGrid

Teradata® QueryGrid™ インストールとユーザー ガイド

Product
Teradata QueryGrid
Release Number
2.13
Published
2020年8月
Language
日本語
Last Update
2020-09-04
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Product Category
Analytical Ecosystem
QueryGridポートレットでのリンクおよび関連付けられるプロパティの作成時に、名前と値のペア(NVP)の構成を作成します。NVPでは次を実行します。
  • ターゲット コネクタ コンポーネントの動作の指定
  • データの変換方法の構成
  • 基本となるリンク データの転送レイヤーの構成
  • イニシエータ コネクタの実行方法の決定

リンクは開始コネクタとターゲット コネクタを含む名前付きの構成です。 リンクとコネクタに同じプロパティが設定されている場合、リンク設定はコネクタ設定を上書きします。

プロパティは、開始コネクタ専用、ターゲット コネクタ専用、または両方に使用可能です。

基本タブ

名前 デフォルト 説明 上書き可?

プロパティ名

コネクタのタイプ
サーバー なし JDBC 接続文字列の一部としてターゲット データベースに接続するために使用されます。これは、ターゲット ホストの IP アドレスまたは DNS 名です。AWS CFT の場合は、PrestoCoordinatorURLの IP 部分を使用します (CloudFormation スタックの作成後の出力値として指定します)。   ターゲット
ポート 8090 場合によっては8080に設定されます。

これは必須の設定です。

有効な値は1026~65535です。デフォルト値は上書きできます。

  ターゲット
カタログ名 hive Prestoコネクタのカタログの名前。   ターゲット
スキーマ名 default Prestoコネクタに使用されるスキーマの名前。   ターゲット

セキュリティ タブ

名前 デフォルト 説明 上書き可?

プロパティ名

コネクタのタイプ
認証メカニズム なし ターゲット データ ソースで使用される認証メカニズムを示します。

有効な値はNone、Kerberos、および LDAP/Okta です。

これは必須の設定です。

  ターゲット
ユーザー名 コネクタのデフォルトのユーザー名。 ユーザー名。

最大長は255文字です。

このNVPはTeradata QueryGridマネージャ構成で保存され、イニシエータがユーザー信頼証明を提供するメカニズムをサポートしない場合に必要です。ユーザー名は接続診断チェックにも使用されます。
  ターゲット
パスワード なし ユーザー パスワード。

最大長は255文字です。

Kerberos を使用する場合は、パスワードを設定しないでください。

  ターゲット
Kerberosキータブ なし Kerberos keytabファイルの絶対パス。QueryGridは、ユーザーがユーザー名とパスワードを入力しない場合のみ、このkeytabファイルを認証に使用します。   ターゲット
Kerberos領域 なし Kerberos領域。   ターゲット
Kerberosサービス名 Presto Kerberos を使用する場合は、Prestoコーディネーターconfig.propertiesファイルに設定されているhttp-server.authentication.krb5.service-nameと一致する必要があります。   ターゲット
ロール サポート False ターゲット システムのユーザー ロールのサポートを有効にします。この機能は、PrestoとSentryが使用されている場合にのみ使用できます。

trueに設定すると、ロール マッピングがある場合はそのマッピングに基づいて、イニシエータまたはターゲットからのユーザー ロールがターゲット システムに適用されます。クラスタがロールをサポートするように構成されている場合は、エラーがユーザーに返されます。クラスタがロールをサポートするように構成されていない場合、ユーザー ロールは適用されません。

falseに設定すると、ロールはターゲット システムに適用されません。

roleSupport

ターゲット
SSLトラスト ストアまたはキー ストアのパス なし Prestoで Kerberos 認証または LDAP/Okta 認証の場合の SSL トラストストアまたはキーストア パス。   ターゲット
SSL Trust or Key Store Password なし kerberos 認証または Prestoの LDAP/Okta 認証の SSL トラストストアまたはキーストア のパスワード。   ターゲット

クエリーエンジン タブ

名前 デフォルト 説明 上書き可?

プロパティ名

コネクタのタイプ
種類の説明 LOGICAL リモートPrestoクエリーのEXPLAIN SQL文の説明の種類を定義します。

有効な値は、logical(論理)またはdistributed(分散)です。

説明の種類

ターゲット
Prestoリーダーのタスク同時並行性 8 クエリーごとのワーカーあたりのPrestoでの同時実行リーダー数。

prestoReaderTaskConcurrency

ターゲット
Prestoライターの数 8 クエリーごとのワーカーあたりのPrestoでの並行ライター数または同時ライター スレッド数。

prestoWriterCount

ターゲット

詳細タブ

名前 デフォルト 説明 上書き可?

プロパティ名

コネクタのタイプ
一時データベース名 なし 一時テーブル/ビューを作成するために指定されたデータベース名。

このプロパティでデータベース名を指定しない場合、QueryGridではユーザーに割り当てられているデフォルトのデータベースに一時ビューが作成されます。

tempDbName

ターゲット
ログを有効にする INFO コネクタまたはリンク プロパティのロギング レベル。ユーザー レベルのログ設定は、QueryGridポートレットの追加または編集リンク ページを介して明示的に設定できます。

この設定は開始コネクタとターゲット コネクタの両方に適用されます。ただし、設定が異なる場合は、リンクの開始コネクタに対するロギング レベルが優先されます。

有効な値はNONE、WARN、INFO、およびDEBUGです。

  イニシエータ、ターゲット
プッシュ ダウンを無効にする False trueに設定すると、ターゲット システムへのすべてのクエリー条件のプッシュダウンを無効にします。

casespecificなど、システム レベル、セッション レベルおよび列レベルの特定のクエリー属性は、文字列の比較結果に影響する場合があります。これらの属性によってターゲット システムに対する不正な行フィルタが実行され、一部のクエリーが不正な結果を返す場合があります。

開始システムの設定がターゲット システムの設定と一致しない状況での条件プッシュダウンによって不正な結果が発生するのを回避するために、ターゲット システムへのすべての条件のプッシュダウンを無効にすることができます。

このプロパティが上書き可として指定されている場合は、セッション レベルでfalseからtrue(プッシュダウンを無効にしていることを示す)にのみ上書きできますが、trueからfalseに変更することはできません。

disablepushdown

イニシエータ
16.20+ LOBサポート true Teradata Databasesバージョン16.20以降では、PrestoのSTRING列とBINARY列はデフォルトでCLOBとBLOBにマップされます。STRING列とBINARY列をそれぞれVARCHARとVARBYTEにマップするには、このオプションの選択を解除します。

Prestoテーブルに多数のSTRING/BINARY列がある場合は、このオプションを無効にします。

lobSupport

ターゲット
デフォルトの文字列サイズ 32000文字 VARCHAR切り捨てサイズ。

これは、文字列に対してインポートまたはエクスポートされるデータが切り捨てられるサイズです。値はインポートするUnicode文字の最大数を表わし、デフォルトは32000文字です。実際の列サイズより小さい場合、defaultStringSizeで設定されたデフォルト値で文字列を切り捨てます。

有効な値は1~1048544000文字です。

これは、Teradata - Presto間のリンク用にターゲットPrestoコネクタによって使用され、開始Teradata DatabaseがQueryGridでCLOBデータ型をサポートしていない場合に適用されます。CLOBのサポートでは、デフォルトの文字列サイズは使用されません。

defaultStringSize

ターゲット
デフォルトのバイナリ サイズ 64000バイト VARBINARY型のデフォルトの切り捨てサイズ。

有効な値は1~2097088000バイトです。

これは、Teradata - Presto間のリンク用にターゲットPrestoコネクタによって使用され、開始Teradata DatabaseがQueryGridでBLOBデータ型をサポートしていない場合に適用されます。BLOBのサポートでは、デフォルトのバイナリ サイズは使用されません。

defaultBinarySize

ターゲット
タイムスタンプのタイムゾーン なし 指定したタイムゾーンを使用してタイムスタンプを計算します。タイムゾーンのプロパティ値は、Javaで返されるTimeZone.getAvailableIDs()リストに必ず存在します。

TimestampTimezone

ターゲット
リンク バッファ数 4 単一チャネルで一度に利用可能な書き込みバッファの最大数。
リンク バッファ カウントは、デフォルトの内部ファブリック プロパティshmDefaultNumMemoryBuffersを上書きします。

有効な値は4~8。

linkBufferCount

イニシエータ、ターゲット
リンク バッファのサイズ 1048576 行の処理とメッセージ交換に割り当てる書き込みバッファの最大サイズ。

有効な値は73728~10485760バイトです。

linkBufferSize

イニシエータ
リンク ハートビートの間隔 3600000 コネクタとファブリック インスタンス間のチャネルのハートビート信号の最大間隔(ミリ秒)で、ヘルス チェック ステータスに使用されます。
この間隔は、リンク ハンドシェイクのタイムアウトよりも大きい必要があります。

有効な値は60000~86400000です。

  イニシエータ、ターゲット
リンク ハンドシェイクのタイムアウト 30000 リンク チャネル設定でのミリ秒単位のハンドシェイク タイムアウト。

有効な値は60000~86400000です。

  イニシエータ、ターゲット
読み取りのタイムアウト 3600000 データ メッセージのインポート時にデータ パケット間で読み取りを待つミリ秒数。

有効な値は300000~86400000です。

readTimeout

イニシエータ、ターゲット
書き込みのタイムアウト 3600000 データ メッセージのエクスポート時にデータ パケット間で書き込みを待つミリ秒数。

有効な値は300000~86400000です。

writeTimeout

イニシエータ、ターゲット
応答のタイムアウト 86400000 すべてのデータが転送されたとき、最後のデータ実行の応答を待機するミリ秒数。

有効な値は1800000~172800000です。

responseTimeout

イニシエータ、ターゲット
接続の最大アイドル時間 86400秒

接続キャッシュ オブジェクトの最大アイドル時間。この後、オブジェクトは閉じられ、キャッシュから削除されます。このプロパティは、接続オブジェクトのスターベーションにつながる可能性があるシステム上で同時に実行されているユーザーとクエリーが複数ある場合に使用します。

有効な値は1~86400秒です。

  ターゲット
接続のプール サイズ 100

接続プールに格納できる接続オブジェクトの最大数。新しい接続を取得するとき、コネクタはプール内の使用可能な領域を確認します。接続プールに空き領域がない場合、接続は5分後に失敗します。コネクタ構成ごとに接続プールとユーザー名を1つだけ使用できます。

有効な値は1~10000です。

  ターゲット
接続のEvict頻度 30分

Evictチェックの頻度。接続オブジェクトのアイドル時間(現在の時刻-最後の使用時間)が接続の最大アイドル時間設定よりも大きい場合、プールからの接続オブジェクトはチェック、終了、および削除されます。

クエリーを同時に実行しているユーザーが複数いる場合は、接続をより頻繁にクリアするためにチェック間隔を短くします。

有効な値は1~1440分です。

  ターゲット