複数のQueryGridマネージャ クラスタ - Teradata QueryGrid

Teradata® QueryGrid™ インストールとユーザー ガイド

Product
Teradata QueryGrid
Release Number
2.13
Published
2020年8月
Language
日本語
Last Update
2020-09-04
dita:mapPath
ja-JP/oow1591642881502.ditamap
dita:ditavalPath
ft:empty
dita:id
lfq1484661135852
Product Category
Analytical Ecosystem

複数のQueryGridマネージャ クラスタのサポートを有効にすることで、最大3つのQueryGridマネージャ クラスタによってデータ ソース ノードを管理できます。tdqgノード サービスは複数のQueryGridマネージャ クラスタに接続して、ノードにデプロイするQueryGridサービスを検出します。複数のQueryGridマネージャ クラスタのサポートを有効にすると、クラスタ間に厄介なサイロを作ることなく、エコシステムがクラスタおよびデータ ソースで通信できます。

複数のQueryGridマネージャ クラスタ サポートを有効にすると、1つのプライマリクラスタが定義され、他のクラスタはセカンダリと見なされます。プライマリ クラスタを使用して、例えばバージョン02.11以降であることが必要なtdqgノード サービスのバージョンなどのグローバル設定を決めます。データ ソースを複数のQueryGridマネージャ クラスタに追加するには2つの方法があります。
  • 自動インストール – 現在のQueryGridマネージャ クラスタを新しいプライマリまたはセカンダリ クラスタとして追加でき、しかもそのクラスタを既存のクラスタ(群)から削除する必要はありません。
  • システムのインポート – システムとノードを別のQueryGridマネージャ クラスタからインポートすることにより、新しいQueryGridマネージャ クラスタをプライマリまたはセカンダリ クラスタとして追加できます。この方法はコマンド ライン ツールまたはViewpoint QueryGridポートレットで利用できます。

ユース ケース

複数のクラスタを維持する主な理由の1つは、実働クラスタとは別に開発クラスタを維持することです。実働または開発データ ソースは、実働クラスタと開発クラスタの両方に属することができます。これにより、別々の環境を維持しながら、開発システムに実働データをシードできます。複数のクラスタを維持するもう1つの理由は、Vantage SQL EngineがVantage内部クラスタとエコシステム クラスタの両方に属したまま、Full Vantage内部クラスタをQueryGridのエコシステム展開から分離した状態を維持できることです。

使用上の考慮事項

システムが複数のQueryGridマネージャ クラスタに属する場合、ファブリック ポート番号とそのシステムに関連するリンク名は、クラスタ間で一意でなければなりません。QueryGridマネージャがファブリック ポートまたはリンク名の競合を検出すると、これらの競合は問題としてViewpoint QueryGridポートレットで報告されます。

競合が発生した場合は、最も長く存在していたファブリックまたはリンクが優先されます。これにより、新たな変更によって実行機能が絶たれるのを防止できます。

競合を解決するには、クラスタの1つで競合するポート番号またはリンク名を変更します。リンク名を変更したら、外部サーバー定義も必ず更新します。

システムのすべてのノードには、同じプライマリ クラスタが必要です。ローカル ノード設定に基づいて、何がプライマリ クラスタになるかがノードにより異なる場合があります。これが発生すると、QueryGridポートレットで問題として報告されます。プライマリ クラスタは、QueryGridポートレットのノード セクションおよびノードの詳細にも表示されます。システムのプライマリ クラスタを設定するには、set-primary.shコマンドを使用します。