サポートされる様々なプラットフォームのコマンド プロンプトでは、tbuildコマンドやその他のTeradata PTコマンドに、いくつかの単純な構文規則が適用されます。
下記の例では、どのプラットフォームでも、コマンド ライン引数の列区切り記号として単一引用符を使用しないことが推奨されています。
すべてのプラットフォーム
- 二重引用符(")は、列区切り記号として解釈され、囲んだ文字列から除去されます。
- 文字列内のデータ文字としての二重引用符は、円(\)記号でエスケープする必要があります。例えば、次のように指定します。
tlogview -j DTAC_FLD1@offshore36-746 -w "TASKNAME=\"SELECT_20001\""
Windowsシステム
UNIXシステムでは、引用符が文字列の一部とならないように単一引用符(')は除去されます。 しかし、Windowsシステムでは、引用符は文字列の一部になります。 つまり、Windowsコマンド プロンプトで以下のようなコマンドを実行したとします。
C:\>tlogview -l 'C:\Program Files\Teradata\client\<version>\Teradata Parallel Transporter\logs\testjob.out'
この場合、ファイル名は引用符を含む'C:\Program.......testjob.out'になりますが、これは正しいファイル名ではありません。
UNIXシステム
- 単一引用符も、列区切り記号として認識され、囲んだ文字列から除去されます。
- 単一引用符は、二重引用符で区切った文字列内に挿入した場合にのみ、データ文字にすることができます。例えば、次のようなコマンドを実行したとします。
tbuild -f test_job.twb -u "verb=\"Couldn't\""
tbuildプログラムに渡される-uオプションの引数は、verb= “Couldn’t"という文字列です。
z/OSバッチ システム
- z/OSバッチ ジョブの場合、コマンド ライン パラメータは、EXEC JCL文のPARMフィールドを使用して入力します。
- 単一引用符は、PARMフィールドの区切り記号として認識され、囲んだ文字列から除去されます。