Teradata PT Easy Loaderジョブの起動 - Parallel Transporter

Teradata® Parallel Transporter ユーザー ガイド

Product
Parallel Transporter
Release Number
17.20
Published
2022年6月
Language
日本語
Last Update
2022-08-22
dita:mapPath
ja-JP/uzp1645128359760.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/tvt1507315030722.ditaval
dita:id
B035-2445
Product Category
Teradata Tools and Utilities

手順

Teradata PT Easy Loaderジョブを起動するためには、次のステップを実行します。

  1. Command(コマンド) ウィンドウで、データ ファイルが格納されているディレクトリに移動します。
  2. tdloadコマンドをコマンド プロンプトで入力します。

    例:

    tdload -f  filename  -u  username  -p  password  -h  tdpid  -t  tablename

    画面にロード ジョブのジョブIDが表示されます。

例1: ファイルからデータベース テーブルへのデータの読み込み

tdload -h 8.8.8.8 -u User1 -p Pass1 -f DATA.txt -t MyTable MyJob

上記のコマンドは、データベースがインストールされているマシンのIPアドレスとして'8.8.8.8’を使用し、パスワード 'Pass1’でアカウント'User1’にログオンし、 DATA.txtファイルから'MyTable’テーブルにデータをロードします。ジョブは、容易なロギングのため "MyJob"と名付けられます。

例2: データベース テーブルからフラット ファイルへのデータのアンロード

tdload  --SourceTdpid 8.8.8.8 --SourceUserName User1
		--SourceUserPassword Pass1 --SourceTable MyTable
		--TargetFilename outfile.txt My_Unload_Job

上記のコマンドは、データベースがインストールされているマシンのipアドレスとして'8.8.8.8’を使用し、パスワード'Pass1’でアカウント'User1’にログオンし、テーブル 'MyTable’からファイル'outfile.txt’にデータをアンロードします。また、簡単なログアクセスのためのジョブは'My_Unload_Job’という名称になります

例3: 1つのデータベース テーブルから別のデータへの読み込み

tdload  --SourceTdpid 8.8.8.8 --SourceUserName User1
		--SourceUserPassword Pass1 --SourceTable MyOutTable
		--TargetTdpid 4.4.4.4 --TargetUserName User2
		--TargetUserPassword Pass2 --TargetTable MyInTable

上記のコマンドは、データベースがインストールされているマシンのIPアドレスとして'8.8.8.8’と'4.4.4.4’を使用し、ソースマシンとして'8.8.8.8’をターゲットとして'4.4.4.4’を使用します。 パスワード'Pass1’と’Pass2’でそれぞれ’User1’と'User2’アカウントにログオンし、'MyOutTable’テーブルから'MyInTable’テーブルにデータをアンロードします。

例4: フラット ファイルからデータをデータベース テーブルに読み込んで、 Consumerオペレータを選択する

tdload -f emp_data.txt -u dbadmin -p pw123 -h tdat1 -t employee 
       -d “|” –-UpdateTraceLevel All

上記のコマンドは、データベースがインストールされているマシンのTdpId として‘tdat1’を使用し、パスワード'pw123’でアカウント‘dbadmin’にログオンし、emp_data.txtファイルから'employee'テーブルにデータをロードします。ジョブ変数として“--UpdateTraceLevel All"を指定しているため、tdloadはUpdateオペレータをコンシューマとして使用を試み、すべてのデフォルトをそれに一致させて解決します。

例5: データベース テーブルから別のデータベース テーブルへのデータの読み込み

tdload  --SourceTdpid OldDataBase --SourceUserName User1
		--SourceUserPassword Pass1 --SourceTable MyOutTable
		--TargetTdpid NewDataBase --TargetUserName User2
		--TargetUserPassword Pass2 --TargetTable MyInTable
		--ExportPrivateLogName ExportLog --LoadTraceLevel All

上記のコマンドは、データベースがインストールされているマシンのTdpIdsとして'OldDataBase’と'NewDatabase’を使用します。ここでは'OldDataBase' はソースマシンで、'NewDataBase’はターゲットマシンです。

Easy Loaderはそれぞれ'Pass1' と'Pass2’というパスワードで'User1' と'User2’のアカウントにログオンし、'MyOutTable’テーブルから'MyInTable’テーブルにデータをアンロードします。

“--ExportPrivateLogName ExportLog"と“--LoadTraceLevel All"が定義されているため、tdloadはProducerオペレータとしてExport、 ConsumerオペレータとしてLoadの使用を試みます。ターゲット テーブルがLoadオペレータの必要な特性を満たしていない場合、このジョブは失敗します。

例6: tdloadでのジョブ変数ファイルの使用

tdload -j my_jvfile My_JVF_Job

my_jvfileの内容として:

h = '8.8.8.8',                                                  
u = 'User1',                                                    
p = 'Pass1',                                                    
f = 'DATA.txt',                                                 
t = 'MyTable',                                                  
TargetMaxSessions = 8 

上記のコマンドおよびジョブ変数ファイルは、例1と同じ操作を実行し、 ConsumerオペレータのMaxSessionsジョブ変数を8に設定し、ジョブにMy_JVF_Job'という名称を付けます。

  • 上記の例では、TdpIdジョブ変数の値としてIPアドレスが使用されていました。TdpIdでは、アクセスしようとしているTeradataデータベースがインストールされているマシンのホスト名を解決するようにネットワークが構成されている限り、IPアドレスまたはホスト名を使用できます。
  • オペレータの特定のジョブ変数を定義してオペレータを選択すると、オペレータに固有のジョブ変数が呼び出されます。ログとTraceLevelは、可能な例としてのみ使用されます。

例7: ファイルからデフォルトのデータベース ステージング テーブルへのデータの読み込み

tdload -h 8.8.8.8 -u User1 -p Pass1 -f DATA.txt -t MyTable --DefaultStagingTable MyJob

上記のコマンドは、データベースがインストールされているマシンのIPアドレスとして'8.8.8.8’を使用し、パスワード 'Pass1’でアカウント'User1’にログオンし、ファイルDATA.txtからデフォルトの'MyTable_STG'ステージング テーブルにデータをロードします。ジョブは、容易なロギングのため"MyJob"と名付けられます。TPT Easy Loaderがステージング テーブルを作成します。

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例8: ファイルからユーザー指定のデータベース ステージング テーブルへのデータの読み込み

tdload -h 8.8.8.8 -u User1 -p Pass1 -f DATA.txt -t MyTable --StagingTable MyStagingTable MyJob

上記のコマンドは、データベースがインストールされているマシンのIPアドレスとして'8.8.8.8’を使用し、パスワード 'Pass1’でアカウント'User1’にログオンし、DATA.txtファイルから'MyStagingTable’ステージング テーブルにデータをロードします。ジョブは、容易なロギングのため"MyJob"と名付けられます。TPT Easy Loaderがステージング テーブルを作成します。

サンプル フラット ファイル

以下は、データが含まれている区切り形式のフラット ファイルの内容です。 区切り文字はパイプ(''|'')です。 Teradata PT Easy Loaderでは区切り形式のフラット ファイルのみをロードできます。

このファイルのスキーマは、他のTeradata PTジョブ例で使用されているTeradata Employeeテーブルのスキーマと一致しています。

10001|John Smith|93000.00|1954-10-21|Sr. Software Engineer|100|Y|5
10002|Mary Knotts|45000.00|1974-09-13|Secretary|100|Y|1
10005|Keith Muller|85000.00|1972-06-09|Sr. Software Engineer|100|Y|3
10021|David Crane|65000.00|1966-10-02|Technical Writer|101|Y|2
10022|Richard Dublin|60000.00|1965-03-19|Software Engineer|100|N|0
10023|Kelly 0'Toole|65000.00|1955-04-08|Software Tester|102|N|2
10024|Brett Jackson|75000.00|1962-04-08|Software Engineer|100|Y|2
10025|Erik Wickman|79000.00|1965-03-08|Software Engineer|100|N|2