Teradata PTでは、データ ストリーム(データを一時的に保持するメモリ内のバッファ)によって、中間記憶領域なしで、オペレータ間でデータの受け渡しができます。 データ ストリームは、Teradata PTの並列処理とスケーラビリティの自動化を可能にします。
Teradata PTジョブは、データ ストリームを介してデータをソースから宛先へ移動します。 データは、次のようにしてProducerオペレータからデータ ストリームを通って Consumerオペレータへと移動します。
- Producerオペレータはソースからデータを受け取り、そのデータをデータ ストリームに移動します。
- この時点で、Filterオペレータがデータにアクセスできるようになり、更新を実行した後、更新されたデータをデータ ストリームに戻して、 Consumerオペレータによる処理に備えます。
- Filterオペレータがない場合、データはデータ ストリームを介して直にProducerオペレータから Consumerオペレータに渡されます。
いずれの場合でも、次の図に示されているように、データはデータ ストリームを経由して流れます。
データ ストリーム