TWB_STATUSプライベート ログは、ジョブのさまざまな段階でジョブ パフォーマンス データを収集します。 これらの段階を、別名オペレータ処理メソッドと呼びますが、以下にそれらの段階を示します。
- オペレータの初期化(INITIATEメソッド)
- オペレータが実施するデータ取得(EXECUTEメソッド)
- チェックポイントの処理(CHECKPOINTメソッド)
- 再始動処理(RESTARTメソッド)
- オペレータの終了(TERMINATEメソッド)
デフォルトで、Teradata PTは、各メソッドの最初から最後までオペレータの各インスタンスのパフォーマンス データを収集します。Teradata PTはパフォーマンス データを収集するための間隔(秒単位)を指定するtbuildコマンド オプションも提供しています。
パフォーマンス データは、以下のフィールドからなるリレーショナル テーブルで表示できます。
- ジョブ ステップの名前
- オペレータの名前
- インスタンス番号
- 処理メソッド(INITIATE、EXECUTE、CHECKPOINT、RESTART、TERMINATE)
- メソッドの開始時刻
- メソッドの終了時刻
- メソッドのCPU使用状況(秒数)
- データ取得開始以後の転送済みバッファ データ数
- データ取得開始以後のインスタンスによる送信済み(または受信済み)行数
この情報は、ジョブのパフォーマンスをスループットで評価したり、各オペレータによるデータのエクスポートおよびロードのコストを評価する場合に役立ちます。 さらに、ある期間のパフォーマンス データを収集し、各ジョブのCPU使用時間と経過時間を集計して、特定のシステム構成におけるロード処理およびエクスポート処理の全体的なパフォーマンス トレンドを判断することで、容量に関する計画の策定に役立たせることもできます。