地理空間で入れ子になった結合は、結合の一方の側は式の結果をST_Geometry値にし、他方の側は地理空間インデックスを持つST_Geometryテーブル列にして実行できるようになりました。例えば、次の2つの結合形式を使用できます (ここで、GeoColExpressionには、Table2の列が含まれています)。
SELECT a, b FROM Table1, Table2 WHERE Table1.GeoCol.SupportedGeoMethod(GeoColExpression)=1または
SELECT a, b FROM Table1, Table2 WHERE GeoColExpression.SupportedGeoMethod(Table1.GeoCol)=1
地理空間の単一テーブル述部は、述部メソッドのいずれかの側の地理空間列を受け入れることができるようになりました。例えば、次のいずれかの形式を使用できます。
SELECT a, b FROM TableName WHERE TableName.GeoCol.SupportedGeoMethod(GeospatialLiteralExpression)=1または
SELECT a, b FROM TableName WHERE GeospatialLiteralExpression.SupportedGeoMethod(TableName.GeoCol)=1
利点
- 地理空間結合と述部の作成における柔軟性が向上
- 地理空間データに関する統計情報収集が強化され、地理空間操作のパフォーマンスが向上
考慮事項
- 地理空間結合の少なくとも片側は、地理空間インデックスを持つST_Geometry列でなければなりません。
追加情報
地理空間結合と述部の詳細については、<Teradata地理空間タイプ、B035-1181>を参照してください。