このリリース以前のバックアップ操作では、操作の開始時にバックアップのためにすべてのオブジェクトをロックしていました。このリリースでは、データベースのバックアップ中にアクティブになっているオブジェクトのみにデータベース ロックを適用し、他のオブジェクトはバックアップされるまで使用可能にすることができます。
利点
- アクティブにバックアップされていないオブジェクトの可用性を維持します。
- バックアップ中の個々のオブジェクトのロック期間を短縮します。
- 復元速度に影響はありません。
考慮事項
- バックアップは、多数の小さなオブジェクトから構成されるジョブ、またはスキューしたオブジェクトを含むジョブでは遅くなります。
- 拡張ロック管理が有効な場合、Teradataは同じバックアップ ジョブ内の複数のオブジェクト間でのトランザクションの一貫性を保証できません。
- バックアップ操作中に削除されてからまだバックアップされていないオブジェクトは、SKIPPEDのステータスを持つものとしてリストされます。
- バックアップ ジョブの進行状況によって、ストリームが異なるテーブルで同時に実行していることが示される場合があります。これは実装の産物で、一度にバックアップされるオブジェクトは1つだけです。
追加情報
拡張ロック管理の詳細については、<Teradata® DSAユーザー ガイド、035-3150>を参照してください。