tdheatmapテーブル関数は、AMPごとにテーブル データの温度(アクセス頻度)に関するレポートを提供します。
利点
- tdheatmapは、古いスタンドアロン バージョンのtd1410_heatmapを置き換える、組み込みのTeradata Databaseテーブル関数です。
- 新しい温度パーセン タイル、グレード、メディア タイプ、およびストレージ クラスのフィールドをレポート出力に追加します。
- テーブルへのアクセス傾向を示す、特定のテーブルのヒートマップの履歴テーブルを作成するために使用できるヒートマップ ビューを作成できます。
- この機能に含まれているDBC.tdheatmap_mマクロは、tdheatmap関数によって生成される情報を使用してレポートを生成します。また、(IDではなく)データベースとテーブル名、および日付、時刻、およびシリンダIDのフィールドを追加します。
- 一般に、単一のAMPのヒート マップは、システムのすべてのAMPを適切に表現します。tdheatmapテーブル関数は、単一のユーザー指定のAMPで実行されます。
考慮事項
- この関数を使用するには、温度ベースのブロック レベル圧縮機能を有効にする必要があります。または、Teradata Virtual Storage機能のライセンスを保有している必要があります。
- td1410_heatmapを以前にインストールしている場合、Teradata Database 16.00にアップグレードすると、この古いバージョンはシステムから削除されます。td1410_heatmapを参照するスクリプトをインストールしている場合、新しい関数名のtdheatmapを使用するようにそれらを書き換える必要があります。
- tdheatmap関数は、非保護モードで実行されます。
- 複数のTeradata Databaseサブシステムと関数が連動する必要があるため、運用コストが高くなる可能性があります。データ温度はすぐには変化しないため、潜在的な問題を調査する必要がない限り、tdheatmapは頻繁(1時間ごとまたは1日ごと)に実行する必要はありません。
- データ温度は相対的な概念です。そのため、HOT、WARM、およびCOLDの温度を決定する特定の温度値が、AMP間で異なる場合があります。これは、異なるAMPおよび異なるシステムのヒート マップ データを比較するときの考慮事項です。
追加情報
tdheatmapテーブル関数の詳細については、<Teradata Vantage™ SQL演算子とユーザー定義関数、B035-1210>および<Teradata Vantage™ データベース設計、B035-1094>を参照してください。