DATASETデータ型のCSV格納形式 - Teradata Database - Teradata Vantage NewSQL Engine

Teradata Vantage NewSQLエンジンのリリース サマリー

Product
Teradata Database
Teradata Vantage NewSQL Engine
Release Number
16.20
Published
2019年3月
Language
日本語
Last Update
2019-10-29
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B035-1098
Product Category
Software
Teradata Vantage

自己記述データをサポートするためにTeradata Database 16.0で導入されたDATASETデータ型は、複数の格納形式をサポートするように設計されました。初期リリースでは、DATASETデータ型は、Avro格納形式をサポートしていました。今回の強化機能により、カンマ区切り値(CSV)格納形式のサポートが追加されます。既存のDATASET型で使用できるすべての機能(例えば、ドット表記、列レベルのスキーマ、関数など)は、新しいCSV格納形式でサポートされます。

利点

CSV格納形式には、次のものが用意されています。

  • 可変長: 最大長と行内長の両方が可変です。
  • 格納されているデータの変数形式: 既存のAvro格納形式に加えて、CSV形式のサポートが追加されます。
  • メソッド: DATASET型を任意の格納形式および任意のスキーマで操作するためのメソッドが提供されています。
  • 関数: DATASET型を任意の格納形式および任意のスキーマで操作する関数が提供されています。
  • DATASETデータ型にパブリッシング: リレーショナル テーブルに格納されたデータを使用して、任意の格納形式およびスキーマを使用してDATASET型を作成します。
  • シュレッディング: CSVデータ型をリレーショナル テーブルにシュレッディングします。
  • 変換: CSVデータ型をAvroまたはJSONに変換します。
  • 拡張ドット表記: Teradata Database 16.0で導入された拡張ドット表記は、新しいCSV格納形式でサポートされます。
  • CSV格納形式は、ユーザー指定の列、レコード区切り記号、ヘッダー フィールド名など、CSV標準に対する拡張機能をサポートしています。これらの拡張機能のいずれかが使用されている場合は、スキーマを指定する必要があります。ユーザーは、DATASET型の任意の組み込み済み格納形式に対応するスキーマを列レベルまたはインスタンスレベルで定義できます。列レベルのスキーマは、その特定の列にロードされるデータ型のすべてのインスタンスをバインドするのに対して、インスタンス レベルのスキーマはインスタンスごとに異なる可能性があります。

考慮事項

CSVの値にスキーマが必要な場合、テーブル列がインスタンス レベルのスキーマではなく、列レベルのスキーマを使用するのであれば、必要なディスク領域は少なくなります。

SQLの変更

  • Avro格納形式のDATASET型を使用できる場所ではどこでも、CSV格納形式のDATASET型を使用できます。例えば、CREATE CSV SCHEMA MySchemaです。
  • SQLは変更されません。

追加情報

CSV格納形式の詳細については、<Teradata Vantage™ DATASETデータ型、B035-1198>を参照してください。