PACKAGE NAME句では、このUDF定義に使用するパッケージ ファイルへの明示的なパスを指定します。パッケージは、UDFおよびUDFから呼び出される他の関数を格納するライブラリです。
典型的なパッケージには、関数ライブラリ、および関数を作成してユーザーに提供するために必要なSQLのDDL文とDCL文を含むスクリプトが含まれます。
パッケージは、Linuxシステムでは.so拡張子を持つ共有オブジェクト ファイルです。
パッケージ ファイルは、すべてのサーバー ノードに配布する必要があります。
パッケージ オプションは、他のエンコードされたパス文字列句と共に指定することはできませんが、関数エントリ ポイント名の文字列と共に指定することはできます(EXTERNAL NAME句を参照)。
サード パーティ製のパッケージをTeradata Databaseノードに配布するには、そのパッケージの資料にあるインストール手順を参照してください。独自のプログラミング スタッフが開発したパッケージをインストールする場合、以下の一般的な手順のどれでも使用することができます。
- パッケージを特定のディレクトリにインストールしてから、PCLを使用してパッケージをすべてのノードに配布します。
- クライアント システムからFTP経由でパッケージを入手します。
- Teradataが提供する、SYSLIBに格納されるプロシージャinstallspを使用します。
installspの使用方法についての説明は、<Teradata Vantage™- SQL外部ルーチン プログラミング、B035-1147>を参照してください。
この句の構文は、以下のとおりです。
SP¡package_name
文字¡は、ユーザー定義の区切り記号を表わします。
以下の手順に従って、パッケージ ファイル名の文字列を指定します。
- この句の先頭に文字Sを入力して、これがサーバー指定であることを示します。
- 文字Pを入力して、これがパッケージ ファイルの指定であることを示します。
- 任意の区切り記号を使用して、文字列内に指定するPコードとパッケージ名を区分します。
- プラットフォーム上のパッケージ ファイルに割り当てられたパスと名前を指定します。プラットフォーム オペレーティング システムに適合した拡張子を指定する必要があります。
パッケージ ファイルの拡張子は、Linuxシステムでは.soでなければなりません。
パスには、システムにすでにインストールされていて、そのすべてのノードに配布されているパッケージの名前を指定する必要があります。
すべてのプラットフォームで、\または/記号を使用してパスを指定できます。
パッケージ パスの最大長は256文字です。