コンストラクタ メソッドは、入力引数を使ってSTRUCTURED型UDTインスタンスを初期設定し、そのタイプに対してインスタンス値を作成します。ANSI SQL規格ではSite(サイト)と呼ばれるものを定義しています。これは、多種多様な変数を指す総称的ものと考えて差し支えありません。この定義を取り入れて、STRUCTURED型UDTはデータ型を決定します。これはサイトのデータ型です。この場合も、STRUCTURED型UDTは変数のインスタンスのデータ型であるということを言っているに過ぎません。
次いで、コンストラクタ メソッドは、そのサイトのデータ型のSTRUCTURED型UDTの属性に応じて、サイトの要素に特定の値を割り当てます。
コンストラクタ メソッドの指定は次のルールに従っていなければなりません。
- SELF AS RESULTが、STRUCTURED型UDTの定義の中でメソッド指定の一部として指定されなければならない(CREATE TYPE (STRUCTURED形式)を参照)。
- メソッド名は、定義されているSTRUCTUREDデータ型の名前と同じでなければならない。
- STRUCTURED型UDTの定義内のCONSTRUCTOR METHODで指定される戻りデータ型は、STRUCTURED型定義のメンバー リスト内の対応する属性のデータ型と同じでなければならない。