システムがデータの基本コピーを読み取ろうとしてハードウェア読み取りエラーが発生し、システムがフォールバック コピーからデータを再構成する必要がある場合、フォールバックが非常に重要になります。この場合に読み取りエラーが発生すると、ファイル システムは結合インデックス サブテーブルの行のフォールバック コピーを読み取り、サブテーブルの行のホームAMPにそれぞれのメモリ常駐イメージを再構成します。これを「フォールバックからの読み取り」といいます。<Teradata Vantage™ - データベースの設計、B035-1094>を参照してください。この機能がない場合、ファイル システムの障害隔離ロジックはトランザクションをアボートし、エラーによっては、インデックスが停止していることを示すマークを付けます。SET DOWNおよびRESET DOWNオプションを参照してください。
フォールバックからの読み込みに対するサポートは、次の場合に限定されます。
- 不正なデータ ブロック内でデータを変更しようとしていないリクエスト
- プライマリ サブテーブルのデータ ブロック
- 基本データの代わりのフォールバック データの読み取り。
アクティブ フォールバックで、基本データの破損を動的に修復できる場合があります。不正なデータ ブロックを修復できない状況では、読み取りエラーが発生するたびに「フォールバックからの読み取り」により、破損した行がエラーのないフォールバック コピーに置換されます。この代用のオーバーヘッドを回避するために、結合インデックスを削除して再作成する必要があります。
結合インデックスに関するすべてのハードウェア読み取りエラーの検出をファイル システムで有効にするには、CHECKSUMをONに設定します。