ロード ユーティリティという用語には、Teradata FastLoad、MultiLoad、FastExportプロトコル(Teradata Parallel Transportのロード、更新およびエクスポート オペレータなど)、FastLoad、MultiLoad、FastExportユーティリティ、および埋め込みJDBCバージョンのFastExportおよびFastLoadを使用するユーティリティまたはアプリケーションが含まれます。
これらのユーティリティをセッション用クエリー バンドに基づいて分類できます。トランザクション用クエリー バンドはトランザクションが終了すると破棄されるため、セッション用クエリー バンドをユーティリティ スクリプト内のすべての文に適用する場合は、Archive/Recoveryユーティリティまたはデータ ロード ユーティリティとのクエリー バンドを使用するときに、そのセッション用クエリー バンドを設定する必要があります。
クライアント ロード ユーティリティは、オプションの予約済みクエリー バンド名をいくつか設定することにより、スロットルを制御できます。Teradata Databaseは、それらの予約済みクエリー バンド名を介して、ユーティリティの名前とデータのサイズに関する情報を受け取ります。
例えば、クライアント ユーティリティは、スクリプトを使用してUtilityDataSizeクエリー バンドを設定できます。 このサイズ情報は、ロード ジョブに使用するAMPセッションの数を判断する際の手掛かりとしてTeradata Databaseによって使用されます。
UtilityDataSizeの想定値は、SMALL、MEDIUM、およびLARGEです。 Teradata Databaseはこれらの値に基づいて、ロード ジョブを処理するのに必要なセッション数を簡単に選択できます。 この目的は、デフォルトとしての妥当なセッション数を選択することです。 セッション構成ルールを使用して、より厳密な選択を行なうことができます。
クライアント ユーティリティはUtilityDataSizeクエリー バンドを自動的には設定ないことに注意してください。 UtilityDataSizeを利用するには、次の例にあるようなスクリプトで指定する必要があります。
.LOGTABLE Logtable002; .LOGON tdpx/user,pwd; SET QUERY_BAND='UtilityDataSize=LARGE;' UPDATE FOR SESSION; .BEGIN IMPORT MLOAD TABLES Employee; .......... .END MLOAD; .LOGOFF;
Teradata Databaseのロード ユーティリティ用に予約済みのクエリー バンド名と値のリストについては、予約済みのクエリー バンド名と値を参照してください。クライアント ユーティリティの詳細については、Teradata Tools and Utilitiesの該当ドキュメントを参照してください。