カスケードそのものはトリガーの要素ではありませんが、行トリガーは文がトリガーを起動するときにカスケードを作成できます。つまり、そのトリガーが別のトリガーを起動して、その連鎖が次々と続いていきます。このように、1つのトリガー イベントの出力そのものを、別のトリガーにするという手法です。
次のようなルールが、トリガーのカスケードと再帰処理に適用されます。
- BEFOREトリガーにはデータ変更文がないので、カスケードすることはできません。
- トリガーの再帰処理は、自己参照トリガーを含めて、有効です。つまり、トリガーのカスケード内で、トリガー文に対する後方参照を行なうことができます。
- 遷移テーブルを参照するカスケード行トリガーは、無効です。
- 無限再帰的ループを防止するため、システムはカスケード トリガーまたは再帰的トリガーの数を16までに制限しています。この制限は実行時に適用されます。トリガーのカスケードがこの制限を超過している場合、システムはそのリクエストをロールバックします。