次の表では、システム定義および生成されたエラー テーブル固有列の特性を説明しています。ETC接頭辞は、エラー テーブル列を表わします。
Column Name | 列定義 | データ型と属性 |
---|---|---|
ETC_DBQL_QID | データベースクエリー ログのクエリーID。 システムは、DBQLが有効になっているかどうかに関係なく、所定のリクエストのエラー行すべてを一意に識別するために、タイムベースのクエリー IDを設定します。 クエリー IDは、新しいリクエストごとに1つずつ増えます。 |
DECIMAL(18,0) NOT NULL |
ETC_DMLType | エラーの発生したDMLリクエストの種類のコードで、次のとおりです。
|
CHARACTER(1) |
ETC_ErrorCode | DBCエラー コードまたは値0のいずれか。 ETC_ErrorCode = 0の行は、リクエストが正常に完了したものの、1つ以上のエラーがLOGGING ERRORS操作で記録されたことを確認する特別なマーカー行です。 0以外のETC_ErrorCodeの値を持つ行は、記録されたDBCエラー コードおよびLOGGING ERRORS操作での1つ以上のエラーのためにリクエストがアボートしたことを示します。 システムは、エラーを記録せずに正常に完了したリクエストのマーカー行は書き込みません。 |
INTEGER NOT NULL |
ETC_ErrSeq | エラー シーケンス番号。 値は数字のシーケンスを提供し、これによりETC_TimeStampのタイムスタンプ値よりも、分析や回復のためにエラーを参照しやすくなっています。 ETC_ErrSeqに格納される値では、特定のリクエストの最初のエラーにシーケンス番号1が割り当てられ、その後記録されるエラーごとに1ずつ増加します。 例えば、最初に違反を検出したときではなく、インデックスのデータ行違反があることをAMPに知らせるときに、システムが参照整合性エラーにシーケンス番号を割り当てるので、ETC_ErrSeq値はUSIまたは参照整合性エラーの原因となっているインデックス行の実際の処理の順番を反映しているわけではありません。 |
INTEGER NOT NULL |
ETC_IndexNumber | USIまたは参照整合性違反の原因となっている、またはnullに設定されている、いずれかのインデックスのIDを含みます。 | SMALLINT |
ETC_IdxErrType | ETC_IndexNumberに格納されているインデックスIDがUSI違反または参照整合性違反を参照しているかどうかを示します。
ETC_IdxErrTypeはNOT CASESPECIFIC属性で定義されているため、WHERE ETC_IdxErrType = 'R'の述部条件を指定するときには、子と親の両方の参照整合性違反が選択されます。 この問題の次善策としては、次のように述部条件を大文字小文字を特定します。
これにより、子対親の参照整合性エラー、および親対子のETC_RITableIdで識別されるテーブルの簡単で信頼性のあるチェックを行なえます。 |
CHARACTER(1) NOT CASESPECIFIC |
ETC_RowId | リストになっているエラー条件の次のテーブルで指定された行IDまたは行キーの値を記録します。
この情報は、Teradataサポート担当者を対象としています。 |
BYTE(10) |
ETC_TableId | ETC_FieldIdに格納された値に関連付けられたテーブルを識別します。 | BYTE(6) |
ETC_FieldId | エラー状態の原因となっている列のIDを格納します。このIDは、DBC.TVFieldsに格納されているフィールドIDです。
テーブル制約に2つの列が含まれている場合、システムは制約式の右側にある列のIDを格納します。 例えば、CHECK (y>x)エラーでは、列xのフィールドIDがキャプチャされます。 |
SMALLINT |
ETC_RITableId | 参照整合性違反に関係する他のテーブルを識別します。
|
BYTE(6) |
ETC_RIFieldId | RI違反に関連付けられたテーブルに含まれている列を識別します。
複合キーの場合、ETC_RIFieldIdは、キーを一意に識別するのに十分な情報である、キーに定義された最初の列のみを識別します。 |
SMALLINT |
ETC_TimeStamp | システムがエラー行をエラー テーブルに書き込んだ時刻ではなく、システムがエラーを検出した時刻を示します。 | TIMESTAMP(2) NOT NULL |
ETC_Blob | 現在は使用されていません。 この列は、エラー テーブルから行を取得するときに領域を消費します。 エラー テーブルに多数のデータ テーブル列がある場合、選択リストにこの列に含めることによって、クエリーが内部Teradataデータベースの制限に達し、「Row size or Sort Key size overflow (行サイズまたはソート キー サイズのオーバーフロー)」エラーが返されます。 この状態が発生した場合、選択リストからETC_Blob列を削除します。 ETC_Blobのサイズ制限は2MBで、データ変換エラーが発生するステップの最大サイズ メモリ セグメントを格納するのに十分なサイズです。 |
BLOB |