SQLJシステム データベースには、JARファイルを処理するための5つの外部プロシージャと同様に、ANSI SQL:2011規格で定義された3つのビューが含まれます。DIPスクリプトで作成されるSQLJは、DBCデータベースの下のシステム ディクショナリに対する拡張機能であるかのように扱われる必要があります。SQLJデータベースに何かを挿入したり、そこから何かを削除したりしないでください。
SQLJおよびそのコンポーネントを作成するDIPスクリプトは、データ ディクショナリ初期化プロセスで設定されたパターンに従います。これには、SQLJ内に含まれるビューおよび外部プロシージャが変更される可能性のある、すべての権限の取り消しが含まれます。
SQLJデータベースには、すべての必須コンポーネントに十分な領域が必要で、その必要性に基づいて初期領域割当てが決定されます。
次の3つのビューは、JARファイルに関する情報の報告用にシステム定義されています。
ビュー名 | 目的 |
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SQLJ.Jar_Jar_Usage | 指定のユーザーまたはシステム上で定義された他のJARが依存するデータベースが所有する各JARを識別します。 |
SQLJ.Jars | 現在のユーザーまたはデータベースがアクセスできるシステムにインストールされたJARを識別します。 |
SQLJ.Routine_Jar_Usage | 指定のユーザーまたはシステム上で定義された外部Javaルーチンが依存するデータベースが所有するJARを識別します。 |
これらのビューの定義と使用方法の詳細について、<Teradata Vantage™ - データ ディクショナリ、B035-1092>および<Teradata Vantage™- SQL外部ルーチン プログラミング、B035-1147>を参照してください。
次の5つの外部プロシージャは、JARファイルの維持のためにシステム定義されています。プロシージャを実行できるようにするためには、EXECUTE権限が必要です。
プロシージャ名 | 目的 |
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SQLJ.Alter_Java_Path | インストールされたJARファイル全体にわたるJavaクラスの検索パスを変更します。 |
SQLJ.Install_Jar | JARファイルおよびそのクラスをデータベースに登録します。 JARファイルをインストールするには、CREATE EXTERNAL PROCEDURE権限またはCREATE FUNCTION権限のいずれかが必要です。 |
SQLJ.Replace_Jar | インストールされたJARファイルを置き換えます。 JARファイルを置換するには、DROP PROCEDURE権限またはDROP FUNCTION権限のいずれかが必要です。 |
SQLJ.Remove_Jar | JARファイルおよびそのクラスをデータベースから削除します。 JARファイルを削除するには、DROP PROCEDURE権限またはDROP FUNCTION権限のいずれかが必要です。 |
SQLJ.Redistribute_Jar | インストールされたJARファイルをシステム上のすべてのノードに再配信します。 JARファイルを再配布するには、現在のデータベースのDROP PROCEDURE権限またはDROP FUNCTION権限のいずれかが必要です。 |
シグネチャおよびこれらの外部プロシージャの使用方法の詳細について、<Teradata Vantage™- SQL外部ルーチン プログラミング、B035-1147>を参照してください。