最善の方法として、データ変換グループ機能と等価なキャスト機能に並行する機能を指定することを推奨します。
以下の表に、詳細な説明を示します。
キャスト機能 | 同等のデータ変換機能 |
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外部事前定義データ型からUDTへのキャスト | 外部事前定義データ型からUDTへのtosqlデータ変換 |
UDTから外部事前定義データ型へのキャスト | UDTから外部事前定義データ型へのfromsqlデータ変換 |
この冗長機能は、UDTを他のデータ型と同じ方法で使用する場合に特に適しており、とりわけロード ユーティリティやUSING行記述子に有効です。
これを行なう最も単純な方法は、同じUDTのCREATE TRANSFORM文とCREATE CAST文の両方で同じ外部ルーチンを参照することです。
この最善の策の影響は、DISTINCT型UDTとSTRUCTURED型UDTとで次のように異なります。
UDTの種類 | 並列するキャストおよびデータ変換機能の作成のために必要な作業 |
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DISTINCT | システム生成のキャストおよびデータ変換を使用する予定の場合、作業は不要です。 ただし、UDT用の独自の外部キャスト ルーチンおよびデータ変換ルーチンを作成することにした場合、並列するキャストおよびデータ変換機能を、それぞれCREATE CAST文、CREATE TRANSFORM文を使用して明示的に作成する必要があります。 |
STRUCTURED | 必要なキャストおよびデータ変換を、両方で同じ外部ルーチンを使用して明示的に作成します。 |
UDTのキャスト機能を作成する方法については、CREATE CASTとREPLACE CASTを参照してください。