クエリー バンド情報は、Teradata Viewpointがワークロード分類に使用し、Database Query Logがロギングに使用します。Teradata Databaseは、次の表で説明しているクエリー バンドのログをDBC.DBQLogTblに記録します。
作成条件 | クエリー バンドのテキストの内容 |
---|---|
クエリー バンドがない場合 | 空の文字列。 |
トランザクション クエリー バンドのみの場合 | 次の文字列が含まれます。 =T> transaction_queryband 説明
|
セッション クエリー バンドのみの場合 | 次の文字列が含まれます。 =S> session_queryband 説明
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トランザクション クエリー バンドとセッション クエリー バンドの両方がある場合 | 次の連結文字列が含まれます。 =T> transaction_queryband =S> session_queryband 説明
例えば、セッション レベルとトランザクション レベルの組み合わせクエリー バンドは、次の文字列のようになります。 =T> job=x1; =S> org=Finance;report=Fin123; |
クエリー バンドの状態は、これらの機能で一度クエリーが処理された場合、静的である必要があります。したがって、定義したリクエストが一度ディスパッチされたらクエリー バンドを変更できません。
- クエリー バンドname:valueのペアをフィルタ ルールに関連付ける。
- クエリー バンドname:valueのペアを、ワークロード分類の一部として設定する。
- PROXYUSERをname:valueのペアに含まれる名前として指定する。例えば、次のようにします。
PROXYUSER=proxy_user_name
Teradata Viewpointは、ルールと分類基準をクエリー バンドと比較するときに、名前と値のペアに含まれる名前が基準に含まれる名前と一致するクエリー バンドで最初に見つかったname:valueのペアを使用して、ルールを使用するか基準を使用するかを判断します。
- リクエスト クエリー バンドを基にデータベース オブジェクトへのアクセスを制限する
- リクエストをクエリー バンドを基に特定のワークロードに分類する
クエリー バンドでトランザクション用クエリー バンドとセッション用クエリー バンドの両方が指定され、両方が同じ名前の場合、Teradata Viewpointはトランザクション用クエリー バンドのname:valueのペアを常に使用します。
Teradata Databaseは次の順序でクエリー バンドを検索します。
- トランザクション用クエリー バンド
- セッション用クエリー バンド
すべての比較は大文字と小文字が区別されません。
クエリー バンドのname:valueペアに一致する分類オブジェクトを指定できます。定義にはクエリー バンド名と包含値リストや除外値リストが含まれます。
詳細は、<クエリー バンドの機能>および<Teradata Vantage™ - データベースの管理、B035-1093>を参照してください。