BEGIN QUERY CAPTURE文に関するルールと制約事項を以下にまとめます。
BEGIN QUERY CAPTUREとBEGIN QUERY LOGGING
BEGIN QUERY CAPTUREには、以下の形式のBEGIN QUERY LOGGINGと同じ機能があります。ただし、XMLクエリー計画は、DBQLログではなくクエリー キャプチャ データベース(QCD)でキャプチャされます。
BEGIN QUERY LOGGING WITH XMLPLAN,STATSUSAGE,VERBOSE,STATSDETAILS;
データベースでは、XMLプランをDBQLログでキャプチャしないことで、NO EXECクエリーがDBQLログの実行済みのクエリーと混在することがないようにしています。代わりに、XML計画はQCDテーブルのXMLQCDにキャプチャされます。
BEGIN QUERY CAPTUREの範囲はセッション レベルです。BEGIN QUERY LOGGINGのようにユーザー レベルではありません。クエリー ロギング用に保持されるDBC.DbqlRuleTblとは違って、データベースはクエリー キャプチャ ルールをクエリー キャプチャ データベースに保持しません。BEGIN QUERY CAPTUREおよびBEGIN QUERY LOGGINGのリレーションシップの詳細については、<Teradata Vantage™ - データベースの管理、B035-1093>を参照してください。
BEGIN QUERY CAPTUREは、BEGIN QUERY LOGGINGと同じ文のタイプをサポートします。
アクティブなBEGIN QUERY CAPTUREセッションがあるユーザーに対してBEGIN QUERY LOGGINGリクエストを送信することはできない。
クエリー バンドおよびBEGIN QUERY CAPTURE
BEGIN QUERY CAPTURE文ではクエリー バンドを使用できるが、BEGIN QUERY CAPTURE/END QUERY CAPTURE文ペアの有効範囲内でクエリー バンドを有効化または無効化することはできない。
データベースは、使用されているクエリー バンドの名前をキャプチャし、それをQCD XMLQCDテーブルに格納します。
BEGIN QUERY CAPTUREのVERBOSEオプション
BEGIN QUERY CAPTUREにVERBOSEオプションを指定した場合、ログに記録されたXML文書には、XMLPLANオプションを指定したかどうかに関係なく、オブジェクト、SQL、ステップ詳細、および冗長EXPLAINテキストに関する詳細が含まれる。
データベースは、冗長EXPLAINテキストを既存の<PlanStep>@StepText属性にロギングします。
STATSDETAILSオプションおよびXMLPLANオプション
STATSDETAILSオプションを指定し、XMLPLANオプションを指定しなかった場合、ロギングされたXML文書には、オブジェクト、SQL、ステップ詳細、統計ヘッダーの統計詳細、および統計推奨DDLに関する詳細が含まれる。
STATSDETAILSとXMLPLANの両方を指定した場合、データベースは両方のオプションのデータを含む1つの統合文書をロギングします。
データベースは、オブジェクト、SQL、およびステップ詳細を1回だけロギングします。統計ヘッダーの統計詳細は新しいXML要素にロギングされます。
BEGIN QUERY CAPTURE文範囲
以前に送信したBEGIN QUERY CAPTURE文の有効範囲内でBEGIN QUERY CAPTUREリクエストを送信することはできない。