RFERENCING句では、WHEN条件や、トリガーで起動されるアクションから、遷移テーブルセットにある行のセットを参照します。 遷移テーブルの行に対するこの間接的なアクセスは、対象テーブルでOLDとNEWの行を比較するときに役立ち、トリガーで起動されるアクションでも使用できます。
参照は、一時テーブルと仮想テーブルに対して行なわれます。これらのテーブルには、データ変更文の実行前(OLD ROWまたはOLD TABLE)、実行後(NEW ROWまたはNEW TABLE)、または実行前後(OLD_NEW_TABLE)の対象テーブルの値を組み込むことができます。 OLD_NEW_TABLE遷移テーブルを生成できるのは、AFTER UPDATE文トリガーのみです。
この種の参照は、対象テーブルへの直接の参照とは異なります。 トリガーは、対象テーブルの変更前の行と変更後の行を直接比較することはできません。
トリガーされるSQL文内での対象テーブルの参照は、外部参照と呼ばれます。 外部参照は、WHEN句のトリガーされるSQL文またはWHEN句自体が、対象テーブルの列または行を参照するときに発生します。