データベースの基本テーブルと同じか、この基本テーブルに基づく作業テーブルまたはテスト テーブルを作成することができます。例えば、基本テーブルと同じ構造の作業テーブルを使用して、処理を高速化することができます。何も入力されていない作業テーブルに行を挿入し、後で更新を永久基本テーブルにマージした方が、基本テーブルを直接更新(一度に1つの更新)するよりも処理が迅速です。
実働アプリケーションで使用されているすべてまたは一部の基本テーブルと同一のテスト テーブルを作成し、テスト システム上で新しいアプリケーションのプロトタイピングに使用することができます。
CREATE TABLEのAS句オプションは、既存のテーブルから新しいテーブルへ、定義の一部または全部をコピーするための簡単な方法を備えています。
AS … WITH NO DATA句はソース テーブルやクエリー式定義だけを新しいテーブルにコピーします。それに対してAS … WITH DATA句はソース テーブルの定義とデータの両方を新しいテーブルにコピーします。
AND STATISTICSオプションをWITH [NO] DATA句に追加して、収集したソース テーブルの統計または空のヒストグラムをターゲット テーブルにコピーすることもできます。WITH NO DATA AND STATISTICSを指定すると、システムは適切な統計ヒストグラムをディクショナリ中に設定しますが、ソース テーブルの統計は入力されません。これはゼロ統計と呼ばれています。