CREATE CAST文にAS ASSIGNMENT句を組み込むことにより、ユーザー定義キャストを暗黙的に呼び出し可能にすることができます。このようにキャスト操作を定義すると、割り当て操作が実行されるたびにキャストが暗黙的に呼び出されます。割当て操作は、INSERT、MERGE、UPDATE、またはパラメータの受渡し操作として定義されます。
この機能は、DisableUDTImplCastForSysFuncOp DBS制御フラグをTRUEに設定することによって、無効にできます。このフラグのデフォルト値はFALSEで、これは暗黙的キャスティングが有効になっていることを意味します。詳細は、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>を参照してください。このアクションにより、組み込みシステム関数および演算子でのUDTから事前定義データ型への暗黙的キャストが無効にされます。
DisableUDTImplCastForSysFuncOpが0x01に設定されている場合、UDTを組み込みシステム関数または演算子に渡そうとすると、リクエスト側にエラーが返されます。
このフラグは組み込みシステム関数および演算子にだけ影響します。DBS制御パラメータDisableUDTImplCastForSysFuncOpがFALSEに設定されている場合、システムは挿入および更新操作のための暗黙的キャストや、UDF、メソッド、およびストアド プロシージャ操作に関するパラメータ受渡しのための暗黙的キャストの呼び出しを引き続き行ないます。
DBS制御パラメータDisableUDTImplCastForSysFuncOpの値の設定については、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>を参照してください。