Teradata Databaseからテーブルやハッシュ インデックスの定義をXML形式でエクスポートすることができます。Teradataには、この機能によって生成されるXMLファイルを解釈するために必要なXMLスキーマが用意されています。
これにより、次のアプリケーションが使用可能になります。
- SQL DDL文を理解して記述できなくても、GUIでテーブルやハッシュ インデックスの定義を表示して変更する。
- 参照されているテーブルやハッシュ インデックスの詳細な定義が必要なSQLワークロードのオフライン分析を実行する。
- Teradata Data MoverなどのTeradata Tools and Utilitiesプログラムを使用して、2つの異なるTeradata Databaseバージョン間でテーブルやハッシュ インデックスの定義を簡単に移動する。Teradata Data Moverでは、XMLオブジェクト定義を解析し、DDLリクエストを生成してターゲット データベース サーバーに適用し、Teradataクライアントで利用可能なデータベース リリースにデータベース機能をマッピングする。
Teradata Tools and Utilitiesアプリケーションやサード パーティ ツールでは、テーブルやハッシュ インデックスの定義をXML形式で取得、表示、および変更できます。
Teradata Tools and Utilitiesアプリケーションやサード パーティ ツールでは、ビューや結合インデックス列の定義に関するXML形式のテキストを取得および表示できますが、IN XMLオプションでは、ビューや結合インデックスのすべての定義コンストラクトが報告されるわけではないため、XML形式の定義からそれらの定義を再構成および再構築することはできません。
SHOW IN XML VIEW文およびSHOW IN XML JOIN INDEX文のXML出力にも、すべてのビュー、ビューが参照しているすべてのテーブル、および結合インデックスが参照しているすべてのテーブルのリストがXML形式で含まれます。
次のSHOW database_object_name文では、IN XMLオプションを使用して、デフォルトのSQL DDLコードに加えてXML形式のレポートを生成できます。
- SHOW HASH INDEX
- SHOW JOIN INDEX
- SHOW TABLE
- SHOW VIEW
SHOW IN XML TABLE error_table_name構文を使用すると、エラー テーブルに関する最新の作成テキストをXML形式で報告することもできます。
これらの文のうち、SHOW IN XML HASH INDEX文とSHOW IN XML TABLE文のXML出力にのみ、オブジェクト定義に関する完全な情報が含まれます。
IN XMLオプションを使用した文の出力はXML形式になるため、その出力を解釈するには、標準のXML解析プログラムを備えたツールを使用する必要があります。これらのSHOW文の非XML形式とは異なり、文でIN XMLオプションを指定すると、ほとんどの場合、応答が単一の結果セットとして返されます。複数のSHOW IN XML文を含む複数文リクエストの場合、Teradata Databaseは複数の結果セットを返します。各結果セットには、それぞれ対応するリクエストに関する1つのXML文書が含まれます。