多くの点で、結合インデックスは実テーブルと似ています。たとえば、結合インデックスのNUSIを作成できます。また、最適化ルーチンがデモグラフィックの正確な統計サマリーを得るためには、両方の適切な列とインデックスの統計データを収集する必要があります。
UDT列に関する統計を収集することはできません。これには、インデックスのコンポーネントであるUDT列が含まれます。
また、結合インデックスに対してDROP文、HELP文、SHOW文も実行できます。ただし、結合インデックスに対する直接のクエリーまたは更新を行なうことはできません。これは、結合インデックスの定義と類似した定義を持つビューを作成することによってできます。そのビューに他のビューと同じように問合わせることができます。このようなビューはデータの論理ビューを提供し、必要な限り保持できます。一方、結合インデックスは、パフォーマンス上の理由で作成または削除する物理データベース オブジェクトです。これはデータの論理ビューには何ら影響を与えません。
例えば、次のクエリーは有効ではありません。ord_cust_idxは結合インデックスであって、実テーブルではないからです。
SELECT o_status, o_date, o_comment FROM ord_cust_idx;
結合インデックスはデータベースの論理定義の一部ではないため、サマリーまたは事前結合テーブルとして使用できます。どちらの使用法も、正規形のルールに違反するものではありません。Teradata Databaseは結合インデックスへのすべての必要な更新事項を実行し、どの情報も決して失うことなく、意味上の整合性も常に保つので、非正規形構造(サマリーおよび事前結合テーブルなど)によって生じる更新の例外は避けられます(詳細は、結合インデックスの更新はTeradata Databaseによって保守されるを参照)。