ユーザーにデフォルト タイムゾーンを割り当てると、ユーザーがデータベースにログオンするたびに、割り当てられたタイムゾーン オフセットがユーザーのセッションで使用されます。
± 'quotestring'で指定できるタイムゾーン オフセットの有効な範囲は、-12:59から+14.00までです。
非GMTのタイムゾーン文字列を指定してユーザーのデフォルト タイムゾーン オフセットを設定した場合は、夏時間の変更があるたびに、データベースで自動的にタイムゾーンが変更されます。夏時間に応じた自動調整が可能になるのは、GMTとして定義されてないタイムゾーン文字列のみです。GMTタイムゾーンは、夏時間に従わない場所やタイムゾーンに使用されることを目的としています。
以下の表は、タイムゾーン オプションとその定義について説明します。
オプション | 定義 |
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LOCAL | このユーザーのシステム デフォルトとして定義されたローカル タイムゾーン変位の値。 これは永久的な設定です。システム定義のデフォルト タイムゾーンが変更されたとしても、ユーザーに定義された値は作成時に定義された値のままです。 値を変更するには、MODIFY USERリクエストを実行する必要があります(MODIFY USERを参照)。 |
NULL | デフォルトのタイムゾーン変位がユーザーに定義されていません。 |
± 'quotestring' | (オプション)ユーザーのデフォルト タイムゾーン変位を変換するための、システム デフォルト以外のインターバル オフセットを設定する符号付きテキスト文字列。 形式は、hh:mmです。 |
‘time_zone_string’ | ユーザーのデフォルト タイムゾーンの値を、'time_zone_string'によって指定された時差に設定します。 明示的なGMT以外のタイムゾーン文字列を指定した場合、セッションの文字列を解釈し、適切なタイムゾーン変位を決定するGetTimeZoneDisplacementというシステム定義UDFに渡されます(GetTimeZoneDisplacement UDFについては、<SQL関数、演算子、式および述部>を参照)。 GMTとして表記されているタイムゾーン文字列では、夏時間に応じた自動調整は使用できません。夏時間を採用していない地域については、GMTに基づく値しかありません。 |
以下の表は、Teradata Databaseによってサポートされるタイムゾーン文字列について説明します。
タイムゾーン文字列 | ||
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夏時間が変更されたときにタイムゾーン値を変換するGetTimeZoneDisplacement UDFの定義について詳しくは、<Teradata Vantage™ - SQLの日付/時刻関数と式、B035-1211>を参照してください。
DBS制御フラグのSystemTimeZoneHour、SystemTimeZoneMinute、TimeDateWZControl、およびそれらによる夏時間から標準時間への自動変換およびその逆の自動変換の制御については、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>を参照してください。
tdlocaledefユーティリティ、およびそれを使用してタイムゾーン文字列のルールを指定する方法については、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>を参照してください。