グローバル一時テーブルは、持続的な定義を持っていますが、複数のセッションにわたる持続的な内容を持っていません。
次のリストに、グローバル一時テーブルの特徴を説明します。
- 領域の使用は、ユーザーの一時領域に課されます。
また、各グローバル一時テーブルのテーブル ヘッダーを含めるには、固定領域のシステム内のAMP数を最小4 KBバイトで乗算した領域が必要になります。
- 単一のセッションで一度に実体化できるグローバル一時テーブルの数は2,000個までです。
- データ操作リクエストで参照することによって、グローバル一時テーブルはローカルに実体化されます。グローバル一時テーブルを実体化するためには、グローバル一時テーブルの実テーブルまたはそれを含むデータベースまたはユーザーに対して、テーブルを実体化するリクエストにおいて必要とされる適切な権限が必要です。
- 同じテーブル定義を任意の数の異なるセッションで実体化することができますが、内容は、セッションの間に実体化された個々のテーブルに対して実行されるDMLリクエストに応じて異なります。
- グローバル一時テーブルの更新のログを記録することができます。これは、CREATE TABLE文のLOGオプションを指定して行ないます。LOGはデフォルトです。
- 複数のトランザクションにわたって実体化されたグローバル一時テーブルの内容を保存することができます。これは、CREATE TABLE文の最後のキーワードとしてON COMMIT PRESERVE ROWSを指定して行ないます。デフォルトでは、トランザクションの完了後にテーブルの内容を保存しません(DELETE)。
- グローバル一時テーブルのプライマリ インデックスは、非パーティション化または行パーティション化することができます。テーブルは、プライマリ インデックスなしで定義できます。パーティション プライマリ インデックスと非パーティション プライマリ インデックスとパーティション化されていないNoPIテーブルを参照してください。
グローバル一時テーブルには、次を指定することはできません。
- 参照整合性制約
- 永久ジャーナリング
- 列パーティション化
- 基本AMPインデックス
- ハッシュ インデックスまたは結合インデックス
データベースでは、グローバル一時テーブルの実体化されたインスタンスに対して権限をチェックしません。なぜなら、それらのテーブルは、実体化されたセッションの間のみ存在するためです。
CREATE TABLE(グローバルおよび一時) も参照してください。
グローバル一時テーブルでブロック圧縮を使用する方法については、ブロック レベル圧縮およびテーブルを参照してください。<Teradata Vantage™ - データベースの設計、B035-1094>および<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>の「DBS制御ユーティリティ」も参照してください。