識別列パラメータはオプションで、任意の順序で指定できます。
- START WITH constant
- 識別列に関してシステムによって生成される一連の数値のうち、最も小さな整数値。デフォルトは1です。
- 値は、増分の場合はMAXVALUEより小、減少の場合はMINVALUEより大である限り、列のデータ型の範囲内にある任意の負の整数または正の整数を指定できます。
- INCREMENT BY constant
- システム生成による数値の増分の基になる間隔。
- 値として負の整数を指定できます。デフォルトは1です。
- DBS制御パラメータIdCol Batch Sizeの値以下の任意の整数(0以外)を値として指定できます。
- MINVALUE constant
- システムが生成する一連の数値が減少できる最小値。MINVALUEは、システム生成の数値にのみ適用されます。
- 絶対値がSTART WITHに指定した値より小さい任意の整数を値として指定できます。
- デフォルトは、列に定義したデータ型の最小整数です。
- サイクルが有効でない場合、START WITHおよびINCREMENT BYに指定した値の合計はMINVALUEよりも大きい必要があります。そうでない場合、最小値を超える前にVantageが生成する数値は1つだけになります。
- NO MINVALUE
- MAXVALUE制限値に達したときに、列のデータ型に表現可能な最小値に戻って、番号付けのサイクルが再開します。
- NO MINVALUEは、INCREMENT BY間隔が負の数のときにのみ指定できます。デフォルトは、識別列に指定したデータ型の最小値です。
- 以下のルールがMINVALUEのINCREMENT BYとCYCLE指定に適用されます。
- INCREMENT BYが正の数でありCYCLEも指定する場合、再付番は、MINVALUEから始まり、MAXVALUEに達するまで続きます。
- INCREMENT BYが負の数である場合、MINVALUEを指定するなら、MINVALUE ≤ START WITHのような整数である必要があります。
- INCREMENT BYを指定しないものの、NO CYCLEを指定する場合、MINVALUEに正の増分は適用できません。
- MINVALUEとNO CYCLEをともに指定した場合、警告やエラーは返されません。
- MAXVALUE constant
- システムが生成する一連の数値を増加できる最大値。MAXVALUEは、システム生成の数値にのみ適用されます。その値には、START WITHに指定した値より大きな値の任意の整数を指定できます。
- デフォルトは、列に定義したデータ型の最大数です。
- サイクルが有効でない場合、START WITHおよびINCREMENT BYに指定した値の合計はMAXVALUEよりも小さい必要があります。そうでない場合、最大値を超える前にVantageが生成する数値は1つだけになります。
- 以下のルールがMAXVALUEのINCREMENT BYとCYCLE指定に適用されます。
-
- NO MAXVALUE
- 列のデータ型の最大値に達したときに、そのデータ型に表現可能な最小値に戻って、番号付けのサイクルが再開します。
- NO MAXVALUEは、INCREMENT BY間隔が正の数のときにのみ指定できます。デフォルトは、識別列に指定したデータ型の最大値です。
- CYCLE
- システム生成値は最小値または最大値に達したときにリサイクルできます。
- NO CYCLE
- これは、デフォルトです。