SHOW STATISTICSリクエストには、次のルールとガイドラインが適用されます。
データベースは、データベース オブジェクトのSQLテキストを報告する際に、同一のUSINGオプションが指定された列またはインデックスを単一のCOLLECT STATISTICSリクエストにまとめます。
USINGオプションが異なる複数の列がある場合、データベースは対応するUSINGオプションを使用した複数のCOLLECT STATISTICSリクエストを報告します。
VALUESオプションは、指定されたデータベース オブジェクトの詳細統計を報告します。列またはインデックスを指定しなければ、データベースはデータベース オブジェクトのすべての列の詳細統計を報告します。
SUMMARYオプションを指定すると、データベースは指定したテーブルまたはインデックスについてのテーブル レベルのサマリー統計のみを報告します。
IN XMLオプションを指定することなくSHOW STATISTICSリクエストを実行すると、報告された統計に対して次の事項を実行できます。
- それらの統計のバックアップとして、VALUESオプションで報告される詳細統計を使用する。
- 報告されたままの状態で、データベースに送信する。
- それらを二重アクティブ環境内の別のシステムに転送する。
IN XMLオプションを指定してSHOW STATISTICSリクエストを実行すると、その出力は、グラフ表示やデータ変換などの方法を使用した高度な統計データ処理に使用できます。
データベースは、日付、時刻、およびタイムスタンプのデータをUTC形式で表示します。
統計のエクスポート時に、ローカル タイムゾーンへの変換が行なわれることはありません。
同様に、VALUES句を指定したCOLLECT STATISTICSを使用してインポートを行なうときに、最適化ルーチンはUTCへの変換を実行しません。入力データは、UTC形式であるとみなされます。これにより、SHOW STATISTICSリクエストを使用するエクスポートおよびそのSHOW STATISTICSの出力を再実行してデータベース操作にインポートする際に、セッションのタイムゾーンに関係なくデータの一貫性を維持できます。