データ ソース仕様セクション - ODBC Driver for Teradata

ODBC Driver for Teradata® ユーザー ガイド

Product
ODBC Driver for Teradata
Release Number
16.20
Published
2018年10月
Language
日本語
Last Update
2019-02-12
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ja-JP/fxv1527114222338.ditamap
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dita:id
B035-2526
Product Category
Teradata Tools and Utilities

odbc.iniファイルのODBCデータ ソース セクション[<data-source-name>]に列挙した各データ ソースには、それぞれに対応したデータ ソース仕様セクションが含まれます。これらのセクションは、以下のような形式になります。

[<data-source-name>]
Driver=<driver-path>
Keyword=<attribute>

データ ソース名に続く行では、必須属性と任意属性を定義します。

下表に、データ ソース仕様セクションに入力可能なオプションを示します。

キーワード/同義語 説明
Driver=<driver-path> (必須)ODBC Driver for Teradata共有オブジェクトの完全パス。
  • Solaris、Linux、IBM AIX - <Install_Dir>/teradata/client/ODBC/lib/tdataodbc_sbu.so
  • Apple OS X - /Library/Application Support/Teradata/Client/ODBC/lib/tdataodbc_sbu.dylib
Description=<data-source-desc> (オプション)データ ソースの説明テキスト。
DBCName=<IP-addr-or-alias> (必須)TeradataサーバーのIPアドレスまたはFQDN(完全修飾ドメイン名)。

名前を指定すると、関連するCOPエントリがODBC Driver for Teradataによって自動的に検出されます。例えば、名前にCOPxサフィックスが含まれる場合などです。詳細については、<COP検出>を参照してください。

Username=<name>

または

UID=<name>

(オプション)Teradataサーバー システムにログオンするためのデフォルト ユーザー名。
Password=<password> (オプション)デフォルトのユーザー名に必要なパスワード。
odbc.iniファイルのパスワードは保護されていません。パスワードは暗号化されない平文として保存されるので、ファイルに読み取りアクセスできるすべてのユーザーが参照できます。この機能は廃止予定であるため、使用は推奨されません。詳細については、<廃止されたSQL変換>を参照してください。

$tdwallet()トークンを指定すると、平文パスワードの代わりにTeradata Wallet参照文字列を使用できます。以下に例を示します。

Password=$tdwallet(WalletRefString)

詳細については、<Teradata Wallet>を参照してください。

DefaultDatabase=<database-name>

または

Database=<database-name>

(オプション)指定されたデータ ソースに関連付けられたデフォルト データベース。

このフィールドに値が指定されていない場合は、Username(ユーザー名)フィールドに入力されたユーザー名の値が代入されます。

新しい接続が指定されたときには、このフィールドのエントリが上書きされることがあります。

テーブルの所有者が指定されていない場合、すべてのカタログ関数はデフォルト データベースに関連付けられます。

UPTMode

デフォルト = NOTSET

ODBCアプリケーションのUnicodeパス スルー モードを有効化します。

デフォルト値はNOTSETであり、データベースで設定されているUPTモードが使用されます。このオプションを設定した場合、ODBC Driver for Teradataからデータベースには何も送信されなくなります。

UPTONの場合: ODBC Driver for Teradataは、接続中にデータベースへ“SET SESSION CHARACTER SET UNICODE PASS THROUGH ON”を送信して、そのセッションでUPTモードを有効化します。

UPTOFFの場合: ODBC Driver for Teradataは、接続中にデータベースへ“SET SESSION CHARACTER SET UNICODE PASS THROUGH OFF”を送信して、そのセッションでUPTモードを無効化します。