ODBC管理ツールを使用したDSNの構成 - ODBC Driver for Teradata

ODBC Driver for Teradata® ユーザー ガイド

Product
ODBC Driver for Teradata
Release Number
16.20
Published
2018年10月
Language
日本語
Last Update
2019-02-12
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B035-2526
Product Category
Teradata Tools and Utilities
Appleが提供しているODBC管理ツールは、http://support.apple.com/kb/DL895からダウンロードできます。これはTeradataが推奨するODBC管理ツールです。このツールをインストールしたら、次の手順に従ってDSNを構成してください。
  1. Finderのの移動で、ユーティリティ > ODBCアドミニストレータ を選択します。


  2. ユーザーDSNタブに、~/Library/ODBC/odbc.iniファイルに保存されているDSNのリストが表示されます。既存DSNを変更または削除するには、選択して、対応するボタンをクリックします。新しいユーザーDSNを追加するには、追加をクリックします。
  3. ドライバの選択ダイアログで、Teradata Database ODBC Driver 16.20(Teradata Database ODBCドライバ16.20)を選択しOKをクリックします。


  4. ODBC Driver Setup for Teradata Database(TeradataデータベースODBCドライバ セットアップ)ダイアログで、以下の表に従い必要な情報を入力し、OKをクリックしてDSNを保存します。
    OKボタンは、Name or IP address(名前またはIPアドレス)フィールドに入力しない限り使用可能になりません。
    フィールド、チェック ボックス、ボタン 説明
    Data Source(データ ソース)グループ ボックス
    Name(名前) SQLConnectまたはSQLDriverConnectの実行時にアプリケーションが参照するデータ ソース名(DSN)を入力します。入力したDSNが、手動接続時にデータ ソースダイアログ ボックスに表示される名前になります。

    ODBCデータ ソース セクションの“data-source-name=<ドライバ>”オプションを参照してください。

    Description(説明) (オプション)このボックスには、データ ソースに関する説明テキストを入力します。

    これは、SQLまたはODBCコマンドによって取得できないコメント フィールドです。

    データ ソース仕様セクションの“Description=<データ ソースの説明>”オプションを参照してください。

    Teradata Server Info(Teradataサーバー情報)
    Name or IP address(名前またはIPアドレス) 以下のいずれかの操作を行ないます。
    • COPサフィックスの付かないTeradata Database名(別名またはFQDN)を入力します。
    • 1行単位で、ユーザーのLANシステムに接続されたノードの名前またはIPアドレスを入力します。

    名前を入力した後、関連するCOPエントリがODBC Driver for Teradataによって動的に検出されます。

    ドメイン名サービス(DNS)またはローカルのhostsファイルに、COP名、またはCOPサフィックスの付かない名前を定義する必要があります。

    Authentication(認証)グループ ボックス
    Mechanism(メカニズム) デフォルト = TeraGSSプログラムtdgssconfigureによりXMLファイルに設定された構成オプションに従って決定されます。
    使用するセキュリティ検査メカニズムを指定します。有効な値は次のとおりです。
    • TD2 - 認証メカニズムとしてTeradata 2を選択します。ユーザー名とパスワードが必要です。
    • TDNEGO - ユーザーの関与なしでポリシーに基づく認証メカニズムのいずれかを自動的に選択します。
    • LDAP - 認証メカニズムとしてLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)が選択されます。アプリケーションからユーザー名とパスワードが提示されます。
    • KRB5 - Windowsサーバーと連係しているWindowsクライアントまたはApple OS XクライアントのKerberos(KRB5)を選択します。アプリケーションからユーザー名とパスワードが提示されます。
    • JWT – 認証メカニズムとしてJSON Web Token(JWT)を選択します。JWTに基づく認証メカニズムは、「token=<JWT token>」形式で指定する必要があります。<JWT token>には、実際のJWTトークンを指定します。

    詳細については認証メカニズムを参照してください。

    Parameter(パラメータ) ユーザーはこのフィールドにパラメータを入力できません。その代わりに、フィールド右側のChange(変更)ボタンをクリックすると、新しくダイアログ ボックスが開き、パラメータを入力できます。

    パラメータを入力すると、入力したテキストは*文字で表示されます。

    認証メカニズムのパラメータとして認識される文字列を指定します。文字列は、ODBC Driver for Teradataからは隠されており、認証メカニズムの設定時に呼び出されるTeradata認証ソフトウェアに渡されます。

    []、{}、()、,、;、?、*、=、!、@は、中括弧{}で囲みます。

    $tdwallet()トークンを指定すると、平文パラメータの代わりにTeradata Wallet参照文字列を使用できます。以下に例を示します。

    $tdwallet(WalletRefString)

    詳細については、<Teradata Wallet>を参照してください。

    Username(ユーザー名) デフォルト = 選択なし

    デフォルトのTeradata Databaseユーザー名を指定します。

    ドライバのデータ ソース構成時に指定したデフォルトのユーザー名を表示します。ここでデフォルト値を上書きできます。必要な場合は、追加情報の指定を求められます。このユーザー名とパスワードは、Teradataに固有のものです。その他のユーザーIDおよびパスワードと混同しないでください。

    ユーザー名は、認証メカニズムのコンテキストに合わせて解釈されます。

    認証メカニズムで完全修飾ユーザー名が使用できる場合、ユーザー名にドメインやレルムを含めることができます。例えば、{judy@linedata}です。@などの文字が含まれる値は、中括弧{}で囲む必要があります。

    SSOは、ユーザー名およびパスワードを必要としません。

    データ ソース仕様セクションの“Username=<名前>”オプションを参照してください。

    Teradata Wallet String(Teradata Wallet文字列) ユーザーのパスワードとして、Teradata Wallet参照文字列を入力して保存します。このTeradata Wallet参照文字列は、$tdwallet()トークンで囲む必要はありません。

    詳細については、<Teradata Wallet>を参照してください。

    オプショングループ ボックス
    Default Database(デフォルト データベース) デフォルト = 選択なし

    デフォルト データベースを指定します。

    データ ソース仕様セクションの“DefaultDatabase=<データベース名>”オプションを参照してください。

    Account String(アカウント文字列) デフォルト = 選択なし

    ODBC Driver for Teradata構成時にアカウント情報を指定する代わりに、データ ソースの構成時にTeradata Databaseのユーザーを入力します。

    また、このフィールドは、ユーザーの分離、ユーザーが実行しているアプリケーションの判定、ユーザーのログオン制限などに役立ちます。

    Teradata DSNのオプションの“AccountStr=<アカウント>”オプションを参照してください。

    Session Character Set(セッション文字セット) デフォルト = ASCII

    セッションの文字セットを指定します。デフォルトのASCIIセッションは、7ビットのASCII文字にのみ使用することを強く推奨します。米国英語を含むすべての言語に推奨されるデフォルトのセッション文字セットは、UTF8です。デフォルトとして指定されている文字セットとは別の文字セットを使用する場合、このボックスで指定または選択します。

    ドロップダウン リストには、次のオプションが表示されます。
    • ASCII
    • UTF8
    • UTF16
    • LATIN1252_0A
    • LATIN9_0A
    • LATIN1_0A
    • Shift-JIS(Windows、DOS互換、KANJISJIS_0S)
    • EUC(Unix互換、KANJIEC_0U)
    • IBM Mainframe (KANJIEBCDIC5035_0I)
    • KANJI932_1S0
    • BIG5 (TCHBIG5_1R0)
    • GB (SCHGB2312_1T0)
    • SCHINESE936_6R0
    • TCHINESE950_8R0
    • NetworkKorean(HANGULKSC5601_2R4)
    • HANGUL949_7R0
    • ARABIC1256_6A0
    • CYRILLIC1251_2A0
    • HEBREW1255_5A0
    • LATIN1250_1A0
    • LATIN1254_7A0
    • LATIN1258_8A0
    • THAI874_4A0
    上記の一覧にないユーザー定義のセッション文字セットを使用するには、そのユーザー定義セッション文字セットの名前を入力してください。
    ボタン
    OK クリックすると、ダイアログ ボックスで行なった変更をドライバが使用できるようになります。このボタンは、Name(名前)グループ ボックスのData Source(データ ソース)およびTeradata Server Info(Teradataサーバー情報)グループ ボックスのName(s) or IP Address(es)(名前またはIPアドレス)を入力すると、有効になります。
    Cancel(キャンセル) クリックすると、ダイアログ ボックスで行なった変更がキャンセルされ、現在のドライバとデータ ソースの選択が中止されます。
    ? クリックすると、このダイアログ ボックスについての詳細なヘルプが表示されます。
    Options(オプション) クリックすると、Teradata ODBC Driver Options(Teradata ODBCドライバ オプション)ダイアログ ボックスが表示され、追加のオプションと形式を構成できます。