作業単位は、Ecosystem Managerの編成中に作成されるか、Ecosystem Managerによって後で自動的に生成されます。作業単位は複数のTeradata Databaseシステムに適用されるデータの追跡に使用されます。そのため、作業単位によって、ターゲット データベースが同期されているかどうかを判別できます。作業単位は1つ以上のさまざまなジョブに関連付けることができます。作業単位は、Ecosystem Managerによって監視されるジョブ イベントのsendevent APIに渡される実行時パラメータです。
作業単位ID (UoW ID)は、特定のワークフローまたは単位の識別に使用され、以下を含めることができます。
- ファイル名
- 日付、タイムスタンプ、または期間
- テーブル、データベース、または他のデータベース オブジェクト
- すべてのジョブ
- データ セット
- SQL抽出
- メッセージ バスからのメッセージ(JMSなど)
- 定義する必要のあるジョブまたはデータ
UoW IDの例:
- Salesload090210 (日付付きのジョブ名)
- Productload092910063011 (日付およびタイムスタンプ付きのジョブ名)
作業単位の処理の例:
- 抽出ジョブ(inv_extract)には、固有の作業単位(UOW)ID(inv_da7_030410)が発行されます。ジョブは、Grand Rapidsデータセンター内のETLサーバー上で実行されます。同じ作業単位がSan Antonioデータセンターの異なるETLサーバーで使用されます。Ecosystem Managerは同じ作業単位(UOW)IDを使って、両方のデータセンター内の対応するイベントを追跡することで、データの同期を判別します。
- 複数のデータセンターで一括ジョブが同時に発生した場合、作業単位(UOW)IDは結果を比較するための手段になります。
- Grand Rapidsデータセンターが2日間停止していて、San Diegoデータセンターが最新の状態になっている場合、回復と復元プロセスで作業単位(UOW)IDが使用されます。