セッション モードとトランザクション処理について - Teradata Database - Teradata Vantage NewSQL Engine

Teradata Vantage™ - データベースの管理

Product
Teradata Database
Teradata Vantage NewSQL Engine
Release Number
16.20
Published
2019年3月
Language
日本語
Last Update
2019-10-29
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B035-1093
Product Category
Software
Teradata Vantage

Teradata Databaseは、2つのセッション モードをサポートします。

  • ANSI
  • Teradata

ANSIセッション モードでは、次のようになります。

  • トランザクション処理は、ANSI/ISO SQL:2011規格で定義されているルールに従う。
  • ANSI/ISO SQL規格の構文とTeradata SQL用語の両方をサポートするTeradata SQL機能の場合、ANSI/ISO SQL規格の構文が使用される。
  • 文字データのデフォルトのケース指定はCASESPECIFIC。
  • 文字列を切り捨てる必要がある場合は、超過した埋め込み文字が切り捨てられ、エラーはレポートされない。末尾の非ブランク文字以外の文字が切り捨てられると、切り捨て例外になります。
  • カーソルは常に位置決めされる。UPDATE/DELETE … WHERE CURRENT OF文を使用して、取り出された最新のカーソル行を更新したり削除したりすることは有効です。
  • デフォルトのテーブル タイプはMULTISETで、重複行が許可される。
  • TRIM関数はデフォルトで先頭と末尾の埋め込み文字を切り取る。

Teradataセッション モードでは、次のようになります。

  • トランザクション処理は、ANSI/ISO SQL規格が出る前にTeradataで定義されていたルールに従う。これらのルールはたいていANSI/ISOセマンティクスに適合していますが、重要な点でANSI/ISOセマンティクスと異なっている場合もあります。
  • ANSI/ISO SQL規格の構文とTeradata SQL用語の両方をサポートするTeradata SQL機能の場合、Teradata SQL構文が使用される。
  • デフォルトでは、文字セットがGRAPHICの場合を除いて、文字データはNOT CASESPECIFICです。GRAPHIC文字データはデフォルトではCASESPECIFICです。
  • 文字データのデフォルトのケース指定はNOT CASESPECIFIC。例外はCHARACTER (n) CHARACTER SET GRAPHIC型のデータで、この場合は必ずCASESPECIFICになります。
  • 文字列を切り捨てる必要がある場合、列は自動的に切り捨てられ、切り捨ての通知は出されない。これは、切り捨てられるのが埋め込み文字であってもなくても該当します。
  • カーソルが位置決めされることはない。UPDATE/DELETE … WHERE CURRENT OF文を使用して、取り出された最新のカーソル行を更新したり削除したりすることは無効です。
  • デフォルトのテーブル タイプは、テーブルにプライマリ インデックスがあるかないかに応じて異なる。PIがあるテーブルの場合はSET(重複行を許可しない)です。プライマリ インデックスのないテーブル(列パーティション テーブルを含む)の場合はMULTISET(重複行を許可する)です。
  • TRIM関数はデフォルトで末尾の埋め込み文字のみを切り取る。
ケース指定はCLOBには適用されません。

トランザクションは、論理作業単位です。トランザクション内でネストされた文は、グループとして正常に実行されるか、実行されないかのいずれかです。Teradata SQLトランザクションは、単一のTeradata SQL文でもTeradata SQL文のシーケンスでもかまいません。