固定領域の譲渡 - Teradata Database - Teradata Vantage NewSQL Engine

Teradata Vantage™ - データベースの管理

Product
Teradata Database
Teradata Vantage NewSQL Engine
Release Number
16.20
Published
2019年3月
Language
日本語
Last Update
2019-10-29
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B035-1093
Product Category
Software
Teradata Vantage

CREATE、GIVE、DROPを使用すると、特定のデータベースまたはユーザーの固定領域を他のデータベースまたはユーザーに譲渡できます。これはユーザーDBCが直接所有者ではない場合、固定領域を子の子から元のユーザーDBCに譲渡する場合に特に便利です。データベースやユーザーを削除する方法については、データベースまたはユーザーの削除を参照してください。GIVE文を使用してデータベースやユーザーの所有権を譲渡する方法については、GIVE文を使用した所有権の譲渡を参照してください。

例えば、以下の階層を考えてみます。



さらに、以下を想定します。
  • Fは、MAXPERMが10、MAXSPOOLが50、およびMAXTEMPが25です。
  • Eは、MAXPERMが10、MAXSPOOLが20、およびMAXTEMPが15です。

Eの固定領域を増やすには、以下のようにします。

  1. Fが所有する領域から、MAXPERMが5の一時データベースXを作成します。
    CREATE DATABASE X FROM F AS PERM = 5 ;

    デフォルトでは、新しいデータベースを所有データベースと同じスプール領域および一時領域に割り当てるため、XのMAXSPOOLはデフォルトで50を取り、XのMAXTEMPはデフォルトで25を取ります。XのPERM割り当ては、所有データベースの領域から取られるため、FのMAXPERMは5に下がります。

  2. GIVE文を使用して所有権を譲渡し、XをEに与えます。
    GIVE X TO E;
  3. 次の文でXを削除します。
    DROP DATABASE X;

    これにより、EのMAXPERMが15に増加します。

    EのMAXSPOOLおよびMAXTEMPは、それぞれ20および15のまま変更されません。