Teradataの再起動後、CSPユーティリティは各ノードのローPDEダンプを、DBC.Crashdumpsデータベースのクラッシュダンプ テーブルまたは圧縮バイナリ形式のフラット ファイル(ストリーム)のいずれかの行として保存します。ダンプ制御パラメータに応じて、CSPは自動的に起動させることも、手動で起動させることもできます。Teradataは並列システムであるため、完全なTeradata Crashdumpsはシステム全体のエンティティであり、各ノードのデータで構成されます。クラッシュダンプを調べるための特殊なツールが存在します。
Teradataクラッシュダンプのプロシージャを以下に示します。
- クラッシュダンプをトリガーするイベントが発生します。
- DMPは、障害またはリセットが検出された時点で実行され、クラッシュダンプをPDEロー ダンプ ディレクトリに保存します。
- Teradata Databaseの再起動後の処理は、CtlユーティリティのScreen DebugのSave Dumpフィールドの設定によって異なります。フィールドを次のように設定すると:
- オンに設定した場合、CSPが自動的に起動し、クラッシュダンプをロー ダンプ ディレクトリからDBC.Crashdumpsデータベース内のテーブルに保存します。Save Dumpsはデフォルトでオンになっていますが、システム リソースを節約するためにこのフィールドをオフに設定して、必要なときにだけクラッシュダンプを保存することをお勧めします。
- オフの場合は、CSPを手動で開始し、クラッシュダンプをDBC.Crashdumpsデータベースに保存します。ベスト プラクティスは、クラッシュダンプをシステムで自動的に保存するのではなく手動で保存することです(手動でのTeradataクラッシュダンプのCrashdumpsデータベースへの保存を参照)。もう1つの方法は、同じバージョンのオペレーティング システムとTeradata Databaseを実行している2番目のTeradataシステムにロー クラッシュダンプをコピーすることです。クラッシュダンプを別のTeradataシステムに手動で保存するを参照してください。
クラッシュダンプは各ノードのフラット ファイル(ストリーム ファイル)に保存することもできます。ストリーム ファイルは圧縮バイナリFastLoad形式であり、Teradataサポート センターに直接送信するか、または別のシステムに移動させてCrashdumpsデータベースに読み込ませることができます。ストリーム ファイルへの保存の詳細については、手動でのTeradata Crashdumpsのストリーム ファイルへの保存を参照してください。
Teradata Databaseは並列システムなので、フル クラッシュダンプはシステム全体のエンティティであり、各ノードからのデータからなるテーブル形式になっています。すべてのノードは同時に動作して、クラッシュダンプの部分をDBC.Crashdumpsの共通テーブルに書き込みます。これらのノードは、メモリの内容を内蔵ディスクに書き込み、システムの全ノードのDBC.CrashdumpsデータベースにローPDEダンプをほぼ同時に保存します。
場合によっては、Teradataカスタマー サポートはダンプ領域から直接クラッシュダンプをデバッグすることがあります。 詳細は、クラッシュダンプのデバッグを参照してください。 - クラッシュダンプをDBC.Crashdumpsのテーブルからコピーして、クラッシュダンプ データを次のいずれかの方法でTeradataカスタマー サポートに送信します。
- FTPサービスを使用する。
- または、標準FTPサービスを使用してクラッシュダンプをアップロードできない場合は、ダンプアンロード/ロード(DUL)ユーティリティを使用して、クラッシュダンプを外部メディアにコピーします。(クラッシュダンプのディスクへの保存を参照してください。)
特定のOSのクラッシュダンプを処理する方法については、Teradataクラッシュダンプの処理を参照してください。