オペレータ レベルのコマンド構文 - Parallel Transporter

Teradata® Parallel Transporterリファレンス

Product
Parallel Transporter
Release Number
16.20
Published
2019年9月
Language
日本語
Last Update
2020-01-29
dita:mapPath
ja-JP/whl1527114222314.ditamap
dita:ditavalPath
ft:empty
dita:id
B035-2436
Product Category
Teradata Tools and Utilities

twbcmdを使用するオペレータ レベルのコマンドでは、以下の構文が必須となります。



構文規則:

構文要素 説明
jobId jobId は、jobNameの直後に“-"とTeradata PTで生成されたシーケンス番号を付加したものです。

jobNameコマンドでターゲットとするジョブの名前を指定します。

-L jobLogDirectory ジョブの実行中に作成されたTeradata PTファイルの格納場所を指定するオプション。このオプションは、-L jobLogDirectoryがtbuildまたはtdloadコマンドで指定されている場合にのみ適用できます。jobLogDirectoryは、Teradata PTファイルが格納されているディレクトリのフルパス名です。

このオプションは、z/OSではサポートされません。

operatorCommandId StreamオペレータのコピーのIDを指定し、ジョブの実行中にそのコピーのみに対してRate(レート)の値を変更できるようにします。 1つのジョブ ステップにレート値の異なる複数のStream オペレータのコピーが含まれる場合、Teradata PTは、自動的に全インスタンスに対して最小のレート値を使用します。

operatorCommandIDは、オペレータのコピーを識別し、レート値を変更するために使用します。

Streamオペレータのコピーのレート値を変更するためには、StreamオペレータのDEFINE OPERATOR文内でoperatorCommandID属性を宣言する必要があります。

レート値を変更するためには、以下の2つの方法のいずれかを使用します。

  • レート値の変更を必要とするStream オペレータのコピー内(APPLY文内)でOperatorCommandID属性に‘step#1’などの値を割り当てます。次に、以下の
    twbcmd <jobid> step#1 RATE=2000
    コマンドを使用します。
  • レート値の変更を必要とするStreamオペレータのコピー内でOperatorCommandID属性に値を割り当てないと、システムによって、オペレータ名とプロセスID番号で構成されたデフォルトIDが生成されます。 オペレータのプロセスID番号は、そのオペレータを含むジョブ ステップが実行を開始したときにコマンド画面に表示されます。

    システム生成のIDの例は、以下のようになります。 my_operator_name3456

    デフォルトIDによってオペレータを識別し、レート値を変更するためには、以下のコマンドを使用します。

    twbcmd <jobid> my_operator_name3456 RATE=2000
rate=statementRate Stream オペレータが1分あたりにTeradata Databaseに実行依頼できるDML文の最大数を指定するオプション。

優先順位の高い他のジョブのために、あるTeradata PTジョブの実行速度を下げてから、優先順位の高いジョブの完了後に再び速度を上げるためには、twbcmdのRateオプションを使用します。

ステートメントのレートは、StreamオペレータのRate属性を使用して、DEFINE OPERATOR文内でも指定できます。 両方の値が存在する場合は、twbcmd rateの値がStream オペレータのRate属性の値よりも優先されます。

1つのジョブ ステップ内にレート値の異なる複数のStreamオペレータが出現している場合、Teradata PTは、自動的に全インスタンスに対して最低のレート値を使用します。

指定されたRate値は、以下のどちらかである必要があります。

  • ゼロよりも大きい整数

    または

  • 無制限
    デフォルトのステートメントの周期は、Stream オペレータのRate属性でもtwbcmdでも設定されていない場合、無制限になります。 twbcmdのRate値に’unlimited’を指定すると、Stream オペレータで値を設定した後に値をデフォルトに戻すという意味になります。

twbcmdのRateオプションを使用すると、Streamオペレータは、ステートメントのRateを新しい値に変更し、新しい値を示すメッセージを表示します。

指定したレートがパック係数の値よりも大きい場合、Streamオペレータは、パック係数と同数の行を送信します。

periodicity=periodicity StreamオペレータによってTeradata Databaseに送信されたDML文が1分間隔で可能な限り均等に分散されることを指定するオプション。periodicity1分ごとの部分期間の数を設定します。

例えば、rateが1600でperiodicityが10の場合、実行されるステートメントの最大数は、6 (60/10)秒ごとに160 (1600/10)ステートメントとなります。

有効な値は1~600の数です。

デフォルト値は4です。すなわち、1分あたり15秒の間隔4回になります。

ステートメントのレートが無制限の場合、periodicityは無視されます。

周期は、StreamオペレータのPeriodicity属性を使用して、DEFINE OPERATOR文内でも指定できます。 両方の値が存在する場合は、periodicityがStream オペレータのPeriodicity属性の値よりも優先されます。