ODBCオペレータはすべてのオーペンデータが任意の非Teradata ODBC準拠のデータ ソースからデータ取得にアクセスできるProducerオペレータです。ODBCオペレータは、Progress DataDirect、Simba、MS SQL Server、およびOracle Native ODBCドライバと動作するように最適化および保証されています。このオペレータと他のODBCドライバとの使用を試みると予期せぬ結果となり、パフォーマンスが低下する可能性があります。
ODBCオペレータは以下のODBCドライバで認定されていて、ODBCオペレータでは、Teradata Parallel Transporterジョブの実行元のシステムに以下のドライバのコピーがインストールされている必要があります。
- DataDirect ODBCドライバのバージョン5.3以上。
- Simba ODBCドライバのバージョン1.0以上。
- Oracle Native ODBCドライバのバージョン11以上。
- MS SQL Server ODBCドライバ バージョン6.01以降。
- Simba ODBCドライバがサポートされるのはOracleおよびMongoDBのみです。Simba MongoDBドライバは、Windowsでのみ使用できます。
- MS SQL Server ODBCドライバは、SQL Serverに対してのみサポートされていて、WindowsとLinuxでのみ使用できます。
ODBCオペレータはTeradata Databaseとやり取りを行なえますが、Teradata Databaseからデータを抽出するには、ExportオペレータまたはSQL Selectorオペレータのいずれかを使用する方が効率的です。この理由は、これらのオペレータではTeradata Call-Level Interface(CLIv2)を使用するためです。Exportオペレータは、Teradata Databaseからデータを抽出するための最も速い方法です。
また、ODBCオペレータは異なるデータ ソースへの並列アクセスも提供します。 例えば、単一のジョブ スクリプトで複数のODBCオペレータを使用して、Oracleサーバー、Microsoft SQL Server、Microsoft Accessなどの複数のデータ ソースから読み取り、 UNION ALL文を使用して、インポートされたデータを結合してからUpdateオペレータの複数のインスタンスを使用してTeradata Database内の複数のテーブルに対してinsert / updateを行なえます。
次の図に、ODBCオペレータ インターフェースを示します。