ディレクトリ ユーザーの識別について - Teradata Database - Teradata Vantage NewSQL Engine

Teradata Vantage™ NewSQL Engineセキュリティ管理

Product
Teradata Database
Teradata Vantage NewSQL Engine
Release Number
16.20
Published
2019年3月
Language
日本語
Last Update
2019-10-29
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B035-1100
Product Category
Software
Teradata Vantage

ディレクトリがデータベース ユーザーを認証すると、TDGSSはログオンで指定されたディレクトリ ユーザー名に基づいてディレクトリ内のユーザ情報を検索します。ディレクトリは識別名(DN)を使用して各ディレクトリ ユーザー オブジェクトに固有に名前を付けます。例:

cn=ab111222,ou=northamerica,ou=useraccounts,dc=div,dc=corp,dc=com

ただし、ユーザーにDN全体の入力を要求するとログオン エラーが発生する可能性があります。さらに、データベースはオブジェクト名の長さ制限のため、DNの一部しかログに記録することができない可能性もあります。

DN全体を入力する必要がないようにするには、ユーザーが単純な形式のユーザー名をログオン列に指定できるようにするのが一般的です。例:

ab111222

この認証プロセスは、ディレクトリ内のDNに単純なユーザー名をリンクします。

データベース ログオン列で単純なユーザー名を使用することは、一般的にはよい方法ですが、これには次のような難点もあります。

  • ディレクトリによっては、ログオン列に単純なユーザー名を使用することが許されず、ログオン時にはDNの全体を入力しなければならない。
  • 単純なユーザー名を許可するディレクトリの場合、それらのユーザー名が正しいDNに効果的にバインドされないことがある。